レアル・マドリーDFナチョ・フェルナンデスが、出場機会が激減している今シーズンを「難しい」ものと形容している。
マドリーは昨夏にDFアントニオ・リュディガーをフリーで加えたが、その直接的な影響を受けたのがナチョだった。サイドバック、センターバックのどこでも起用でき、なおかつ堅実なプレーを見せるマドリーの下部組織出身選手だが、リュディガー、加えてアラバもサイドバックとしてプレーできるために肩身が狭く……。今季ラ・リーガの出場時間が231分、チャンピオンズリーグが180分にとどまっている。
それでも、起用されれば期待に応えるのがナチョだ。22日のラ・リーガ第18節アスレティック・ビルバオ戦では決定機を防ぐ活躍も見せて、2-0の無失点勝利に確かに貢献。試合後にはスペイン『DAZN』のフラッシュインタビューで話す役割も務め、この勝利について次のような感想を述べている。
「本当に大切な勝利だった。僕たちにとっては各試合が決勝だ。首位の後ろを走っているわけだし、バルセロナは直前に勝っていたわけだからね。重要な勝ち点3を手にできた」
マドリーの貴重なワン・クラブ・マンはその一方で、今季出場機会が激減していることについても見解を述べている。
「プレーできて幸せだ。手にできるあらゆるチャンスを生かしていきたい。確かに、今季は僕にとって難しい。でも出場さえすれば、自分が良いプレーをできると示せるんだ。いつだって試合に出る準備があるし、やっぱり、プレーできれば幸せなんだよ」
「もちろん、出場できなければ幸せとは言えない。プレーできればいいけど、そうでなければまた違うものの見方をしなきゃいけなくなる。とにかく、僕は日々を生きている。今日は勝ったわけだし、チームにとって満足すべき結果をつかめた」




