Vinicius Xabi AlonsoGetty Images

結束を強めるレアル・マドリー…ヴィニシウス、ゴール後に不仲だったとされるシャビ・アロンソとハグを交わす

シャビ・アロンソ監督と選手たちの軋轢が噂されていたレアル・マドリーだが、現在は団結しているとの見方が強まっている。

レアル・マドリーの一部選手たちは、シャビ・アロンソ監督の自身のメソッド・哲学を押し付けるような振る舞いに対して、反発していたとされる。最も不満を抱えていたとされるのが、ヴィニシウスだ。今季序盤の数試合でベンチ要員となったほか、クラシコで早期交代を命じられた際に激しく憤った同選手は、一部報道ではクラブ首脳陣に対して、シャビ・アロンソ監督との“緊張関係”が解決されなければ契約を延長しない旨を伝えたとされる。

だが、それから時間が経ち、両者の“緊張関係”は実際に解決を見たようだ。シャビ・アロンソ監督は反発していた選手たちとも深く話し合い、今はチーム全体で団結しているとされるが、ヴィニシウスも例外ではない模様。その証拠となりそうなのが、14日のラ・リーガ第16節、敵地メンディソロサでのアラベス戦(○2-1)だ。ヴィニシウスはドリブル突破およびアウトサイドキックのクロスで、FWロドリゴの勝ち越しゴールを導いたが、その直後シャビ・アロンソ監督のもとに駆け寄ってハグを交わしていた。

またヴィニシウス同様、シャビ・アロンソ監督に対して不満を持っていたとされるMFジュード・ベリンガムも、先のマンチェスター・シティ戦(●1-2)後に「監督は素晴らしい。個人的に彼とは良い関係にある。ほかのチームメートもそうだと分かっているよ」「引き分けが続いた後、僕たちはチーム内で実りのある討論を行った。そうやって、一連の引き分けをすべて過去のものとしたんだ。誰もあきらめていないし、誰も不満も批判も口にしていない」と語るなど、選手たちと指揮官の間に不和がないことを強調している。

現在スペインでは、シャビ・アロンソ監督と選手たちの軋轢はほとんど報道されなくなり、逆にチームとして団結していることが強調されている。ただし、シャビ・アロンソ監督率いるマドリーが低調であるのもまた事実で(ここ9試合でわずか3勝)、2025年の残り2試合でつまずけば、クラブ首脳陣が同指揮官の解任に踏み切るとも報じられている。果たしてシャビ・アロンソ監督と選手たちは、チームとして一枚岩になることで、この難局を打開することはできるのだろうか。

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