24日のラ・リーガ第2節、レアル・マドリーは敵地カルロス・タルティエレでのオビエド戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、24年の歳月を経てついに1部復帰を果たしたアストゥリアスの名門チームに対して、警戒感を表している。
「オビエドにとっては、2つの意味で特別な一戦だろう。長い時間を経て1部に戻ってきた彼らにとって、この試合は今季初のホーム戦であり、スタジアムに赴くのは私たちレアル・マドリーだ」
「競争的かつ、良いレベルのプレーを見せたいと思っている。私たちが始動してから3週間目となるが、チームは試合を楽しみにしているよ」
オビエドにはシャビ・アロンソ監督が元スペイン代表でともにプレーした、MFサンティ・カソルラ(40)が在籍している。
「彼と話はしていない。前試合を終えてから、明日の試合の準備のために時間を費やしてきた。ソーシャル的なことではなく自分たちのことだけに集中していたんだ」
「彼については選手というよりも、チームメートとしての素晴らしい思い出がある。EURO2008に参加した人たちは、本当に素晴らしいチームを築き上げたんだ。今の彼はまた違う役割を背負っているが、皆から敬意を集めているね。もちろん、フットボール的にも並外れた選手だよ。彼がオビエドの象徴として成し遂げたことは、本当に素晴らしい」
プレシーズンが2週間しかなく、シーズン突入後も事前に行うべき戦術練習に取り組んでいる印象のレアル・マドリーだが、実際はどうなのだろうか。
「ここ最近に取り組み始めた練習はあるか? 戦術、もっと言えばラインの管理に着手している。規律や基準を設けられるようにね。指導者となってから常に行なってきたことだ。ここでも同じようにやらせてもらうよ」
シャビ・アロンソ監督は、入団会見で「戦力に数えている。重要な選手だ」と語っていたFWロドリゴを、まるで戦力外のように扱っている。ここまでの7試合で与えた出場時間は630分中93分で、4試合ではアップさせても起用を控えている。
この露骨にも見えるロドリゴの扱い方に、クラブ側が同選手の売却を望み、シャビ・アロンソ監督に起用しないよう指示を与えていることも指摘されているが、指揮官は真っ向から否定している。
「私たちは今季、まだ1試合しか戦っていない。誰をスタメンとするのかは、自分自身だけで下している決定だ。私は多くの選手たちと話をしている。ロドリゴとも同じくね」
その一方で、今なおアンカーの選手を望んでいるともされるシャビ・アロンソ監督は、まだ選手放出・獲得が終了していないことをほのめかしている。
「私は今の陣容に満足している。が、何かしらの変化に備える必要もあるだろう。しかし、私は現陣容に満足だよ」




