レアル・マドリーは14日にラ・リーガ第16節、敵地メンディソロサでのアラベス戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、状況を逆転させるためにも勝利が必要であることを説いた。
公式戦ここ8試合で2勝しか挙げられていないレアル・マドリーは、年内残り3試合のいずれかでつまずけば、シャビ・アロンソ監督が解任になると報じられている。
シャビ・アロンソ監督はそうした報道を受け止めつつ、流れを変えるべく勝利を手にする意欲を口にした。
「いつも言ってきたことだが、私にとって大切なのはチームであり、クラブなんだ。状況的にも明日の一戦は重要なものとなる。私たちは一連の流れを変えたいと思っている」
「今みたいな状況に陥ると思ったか? 私は長い間、フットボールの世界で過ごしてきた。これから起こり得ることについて何も驚きはない。別に普通のことだよ。これまでも起きてきたことで、未来にだって起こることだ。自分の責任を引き受けて立ち向かわなくてはいけない。努力でもって状況を変えられればいい。別に、何も驚きはないよ」
「もし、今の状況を逆転させられるならば、数週間後に『あの頃はひどかった。だけど、それが私たちを強くした』と振り返ることもできるだろう。こういったプロセスはすべてのチームが経験するものなんだ」
ラ・リーガがプレミアリーグのように、監督に対して寛容ではないとの指摘に対しては、次のように返答した。
「スペインも過去を顧みないとは思う。今季は現時点で2人が解任されているが、過去にはもっと多くの監督が解任されていた。私の印象を言えば、フットボールは非常に要求が厳しいものだ」
ヒザに問題を抱え、前試合マンチェスター・シティ戦(1-2)に出場しなかったFWキリアン・エンバペは、アラベス戦に間に合うようだ。
「プレーできるような状態だ。起用方法は明日決めることになる。間違いなく良いニュースだよ」
シャビ・アロンソ監督の後任候補には、レアル・マドリーBのアルバロ・アルベロア監督の名も挙がっている。
「アルバロは未来にレアル・マドリーの監督になれる。とても素晴らしいことを成し遂げているからね。私の後任人事などについて、彼と話をしたか? 明日、トップチームに帯同するBチームの選手に関する話はした。質問されたような話はまったくしていないよ」


