レアル・マドリーがスペインリーグ3部ラージョ・マハダオンダの若手選手を確保した模様だ。スペイン『マルカ』が報じている。
同紙によれば、マドリーは同じくスペイン首都に拠を構え、日本人MF中井卓大を貸し出しているラージョ・マハダオンダのユースチーム所属、ウクライナ人GKイリア・ボロシン(17)の獲得を決めた。まだ手続きの問題が残っているものの水曜には移籍が成立する見込みとのこと。契約期間は3年で、ユース世代のCチーム(U15〜17)に組み込まれるようだ。
ボロシンはロシアによるウクライナ侵略から逃れてスペインに移り住み、まずアリカンテでプレーした後、ラージョ・マハダオンダに移籍。2メートル2センチの長身生かした空中戦の強さほか、驚異的な反射神経を有するGKで、ラージョ・マハダオンダ関係者は「本物の飛行機」だと話しているようだ。また、そんな超新星が放っておかれるはずもなく「ベンフィカ、スポルティング・リスボン、(ユヴェントス含めた)イタリアの複数クラブと……しばらく言い続けられるよ」と、『マルカ』による表現によれば“欧州の半分のクラブ”が興味を示していたとのことだ。
レアル・マドリーはボロシンを将来的にトップチームでプレーさせる方針のようだが、きっちり段階を踏ませて、着実な成長を促す考えとみられる。なおレアル・マドリーの下部組織ではユースCの上にユースB、ユースAがあり、その後Cチームのレアル・マドリーC、Bチームのレアル・マドリー・カスティージャが存在。その上に位置しているのが、ボロシンの同胞GKアンドリー・ルニンもプレーするトップチームとなっている。
