レアル・マドリーのレジェンド、プレドラグ・ミヤトヴィッチ氏が、同クラブのFWヴィニシウス・ジュニオールの振る舞いに苦言を呈している。
14日に行われたラ・リーガ第5節、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦(2-0)で、PKから1ゴールを決めたヴィニシウスだが、プレー以外の振る舞いで物議を醸すことになった。前半にはフラストレーションが溜まっていたのか、ボールがないところでMF久保建英に肩でぶつかり、またゴールを決めた直後には一部スタンドに向けて人差し指を口にあてる“黙れ”のジェスチャーを行った。マドリー寄りで知られるスペイン『アス』の戦評でも、今回のジェスチャーは「あまり模範的でなく、やめておくべきだった」と記している。
ヴィニシウスのこうした振る舞いについて辛辣な見解を示したのが、元ユーゴスラビア代表FWミヤトヴィッチ氏だ。1997-98シーズンのチャンピオンズリーグ決勝ユヴェントス戦で決勝ゴールを記録し、マドリーを32年ぶり通算7度目の欧州制覇に導いた同クラブの英雄は、『カデナ・セール』とのインタビューで次のように語っている。
「ヴィニシウスは少し落ち着いた方がいい。彼のゴールにすべてのマドリディスタが大きな満足感を得ている。しかし、その後の振る舞いは大きな失望を感じるものだった。なぜ、あんなジェスチャーをする必要があったんだ? それは彼自身に大きな、本当に大きな打撃を与えるものだ」
「私は多くのマドリディスタと話をしてきた。彼らはヴィニシウスというフットボーラーのことは愛している。しかしながら全員、もしくはほぼ全員が、その振る舞いを不快に感じているんだよ」




