21日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、レアル・マドリーは敵地アンフィールドでのリヴァプール戦に5-2で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、2得点を記録するなど活躍したFWヴィニシウス・ジュニオールを「世界で最も決定的な選手」と称賛している。
序盤にリヴァプールに2ゴールを決められたものの、その後5ゴールを決め返して逆転勝利を果たしたマドリー。1-2、2-2とするゴールはいずれもFWヴィニシウスが記録した。22歳のブラジル人FWはまず21分、ペナルティーエリア内左から極めて精度の高いシュートを対角線上に決め、さらに36分にはGKアリソン・ベッカーに対するプレスからミスを誘発。同GKが蹴り出したボールを体に当てて跳ね返し、枠内に収めている。
1ゴール1アシストを記録した前試合オサスナ戦（2-0）から継続して、ゴール以外でも驚異的なドリブルや突破を見せているヴィニシウスだが、アンチェロッティ監督は同選手を手放しで称賛。試合後会見で、次のようにコメントした。
「私の意見では今現在、ヴィニシウスこそが世界で最も決定的な選手だ。プレーに継続力があり、決して止まらず、ドリブル、アシスト、ゴールをする。彼が一番決定的なんだよ。このまま進み続けてほしい」
またアンフィールドで大量得点による勝利を飾ったことについては、大きな満足感を表している。
「このスタジアムで、こうしたスコアで勝つことは簡単ではない。1月は難しかったが、チームはどんどん上向いている。私たちは調子を取り戻すことが必要だったんだ。今日の試合には満足しているし、これからうまくやれるという自信を手にすることができたね」