BenzemaGetty Images

レアル・マドリー痛恨の敗戦!ビジャレアルに1-2黒星…同勝ち点の首位バルセロナにとっては差つけるチャンスに

レアル・マドリーは7日にラ・リーガ第16節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に臨み、1-2で試合を落とした。

過去5試合をすべて引き分けているビジャレアルのホームに乗り込んだマドリー。カルバハルを負傷で欠くアンチェロッティ監督は、GKクルトワ、DFミリトン、リュディガー、アラバ、メンディ、MFクロース、チュアメニ、モドリッチ、FWバルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウスを起用……スタメンにスペイン人選手がいないのはクラブ120年の歴史で初のこととなった。

完全なる外国人軍団となったマドリーは、ビジャレアルを相手に苦戦。立ち上がり、コクランのポスト直撃となるヒールシュートを打たれたのを皮切りに、セティエン監督率いるチームのインテンシティーあふれるポゼッションフットボールに飲まれた。とりわけアレハンドロ・バエナは激しさ、ボール非保持時の動きが際立ち、常にチャンスに絡みマドリーを苦しめている。

苦しい展開を強いられるマドリーだが、一瞬間に見せるクオリティーの高さは相変わらず。40分にはバルベルデの送ったクロスをベンゼマがダイレクトでヴィニシウスに折り返し、ブラジル人FWがフィニッシュに持ち込んだものの、これは眼前にGKレイナに弾かれた。ビジャレアルもことごとく決定機を逸し、前半はスコアレスで終了している。

迎えた後半、開始から2分後にスコアが動いた。メンディが不用意にボールを失い、これを拾ったジェラール・モレノのお膳立てからペナルティーエリア内左のジェレミ・ピノのシュート。このボールにクルトワが左手で触れたものの、弾くことまではできず枠内に収まっている。

マドリーはすぐにリアクションを見せて、一度同点に追いつく。55分、チュアメニの浮き球からヴィニシウスがペナルティーエリア内に侵入した際、付いていたフォイスが手でボールに触れてていたためにPK判定に。キッカーのベンゼマがしっかりとシュートを決め切った。しかしながら61分には、アラバがペナルティーエリア内で転んでしまい、フォイスのパスを手で止めたことで今度はビジャレアルのPK判定に。G・モレノがこれを決め切っ、てホームチームが再びリードを手にした。

アンチェロッティ監督は65分に交代カードを切り、メンディ、チュアメニを下げてルーカス・バスケス、ロドリゴを投入。さらに70分にはモドリッチも下げて、攻守が激しく切り替わるフットボールの申し子、カマヴィンガもピッチに立たせた。だがマドリーが守備の意識を強めたビジャレアルからゴールを奪うことは困難を極め、なおかつペドラサのドリブル突破を許してマラドーナのようなゴールを決められそうになる場面があるなど、カウンターからさらなる失点の危機も迎えた。

アンチェロッティ監督は終盤にバルベルデをアセンシオに代えて最後の攻勢を仕掛けさせたが、結局逆転はおろか同点にも追いつけずに試合終了のホイッスルを聞くことになった。勝ち点を38から伸ばせなかったマドリーは、翌日にアトレティコ・マドリー戦に臨む同勝ち点の首位バルセロナに差をつけられる可能性がある。

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