レアル・マドリーは2日にラ・リーガ第27節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバジャドリー戦で6-0の大勝を収めた。
前日にエルチェを下した首位バルセロナに暫定で勝ち点15差をつけられた2位レアル・マドリー。逆転優勝はもはや難しいかもしれないが、ミッドウィークに行われるコパ準決勝クラシコ、さらにはチャンピオンズリーグ準々決勝チェルシー戦に向けて調子を整えていきたいところだ。アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ(負傷明け)、カマヴィンガ、MFクロース、チュアメニ、アセンシオ、FWロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウスをスタメンで起用している。
立ち上がり、マドリーはロケ・メサにポスト直撃のシュートを放たれ、さらにモンチュの決定機も許すなど苦戦を予感させた。が、22分に先制点を決めたのを皮切り、ベルナベウの観客に圧巻のゴールショーを披露している。
マドリーは22分、カマヴィンガのボール奪取をきっかけに速攻を仕掛け、アセンシオが持ち運んだボールからロドリゴがネットを揺らして先制。さらに29分にはヴィニシウスがバジャドリーDFとGKのちょうど中間に絶妙なクロスを入れてベンゼマが加点した。
その後もマドリー、そしてベンゼマの勢いは止まらない。フランス人FWは32分、ヴィニシウスとのワン・ツーからペナルティーエリア手前にポジションを取り、抑制のきいた右足のミドルシュートで2点目を決める。さらに36分にはゴールライン側まで突き進んだロドリゴの折り返しに反応し、すぐ目の前にあったゴールから背を向き、低い重心から右足を上げてボールをひっかけ枠内に押し込んでいる。ハットトリックを達成したベンゼマはラ・リーガ得点数を14に伸ばして、得点ランク首位レヴァンドフスキに3点差まで迫っている。
トランジションによる攻撃からゴールを重ねて、4-0で試合を折り返したマドリー。後半は若干ペースを落とし、またアンチェロッティ監督はコパ・クラシコを見据えて選手交代を敢行していく。64分にベンゼマをアザールに代え(ベンゼマに喝采、アザールに口笛)、69分にはアラバとヴィニシウスをバジェホとセバジョスに交代する。そして73分にはペナルティーエリア内、ロドリゴのアウトサイドパスでのお膳立てからアセンシオがチーム5点目を決めた。
アンチェロッティ監督は82分に1得点2アシストのロドリゴも下げてオドリオソラ投入。マドリーはアディショナルタイム、GKアセンホの精度が狂ったパスをアザールが奪い、ルーカス・バスケスがダメ押しとなる6点目を決めて試合終了のホイッスルを迎えた。首位バルセロナとの勝ち点12差をキープし、コパ・クラシコに向けて弾みをつけている。
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