レアル・マドリー内部では、1月の移籍市場でセンターバックの補強に関して駆け引きが行われているのかもしれない。
今季ラ・リーガでも19試合消化時点で首位を走り、チャンピオンズリーグもグループステージ首位で決勝トーナメント進出を決めたレアル・マドリー。しかし、エデル・ミリトンが前十字靭帯断裂で8月から長期離脱、さらに昨年末にもダヴィド・アラバが同様のケガを負うことに。センターバックに負傷者が相次いでいる。
スペインメディアでは1月に補強する必要性が指摘されているが、『The Athletic』のマリオ・コルテガナ記者がレアル・マドリー1月の移籍プランを分析。「1つ目は控えセンターバックの補強、2つ目はエンバペ獲得を目指す最新オファー」としつつ、センターバックの補強については以下のように指摘した。
「1つ目は短期的なプランで、6カ月のレンタルも可能だ。しかしカルロ・アンチェロッティ監督の発言を受け、それすら実現しないかもしれない」
「マドリーは通常、1月の補強に全く乗り気ではない。アラバが重傷を負った後も迅速に動こうとしなかったことからもわかるだろう。最初は補強を検討したが、数週間にわたって選択肢を考慮した結果、上層部は適切な選手がいないと判断した」
「だが、内部には異なる考えもある。アンチェロッティは公の場で『補強は考えていない』と発言したにも関わらず、このままシーズンを乗り切るのは非常に難しいとも考えている。さらなる負傷者や出場停止も考えられるためだ。下部組織の主要オプションであったマルベルも負傷しており、リュディガーとナチョのバックアップはチュアメニとカルバハルに。カスティージャからアルバロ・カリージョが加わることが予想されるが、難しい状況だ」
「こうした理由から、アンチェロッティは記者会見で慎重に発言しながらも、舞台裏では新たなCBの補強を繰り返し求めてきた。クラブ財政に敏感な指揮官だが、即戦力となる経験を備えたCBを低価格で獲得できると信じている。コーチングスタッフが名前を挙げているのは、ラウール・アルビオル(ビジャレアル)、ラファエル・ヴァラン、ヴィクトル・リンデロフ(共にマンチェスター・ユナイテッド)だ」


