レアル・マドリーは、スペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得を諦めていないようだ。
今季もレアル・ソシエダで公式戦48試合に出場、スペイン代表としても6月のUEFAネーションズリーグ準決勝フランス代表戦で5-4の勝利に大きく貢献したスビメンディ。そんな26歳MFは移籍市場でも大きな注目を集めていたが、アーセナルがすでに契約解除金6000万ユーロ(約99億円)を支払うことで合意に達し、残すは正式発表のみとイギリス、スペイン両国の複数メディアで報じられている。
しかし、レアル・マドリーは未だスビメンディの獲得を諦めていないという。スペイン『as』によると、クラブ側は契約解除金や給与面の問題などから別の候補を検討したものの、シャビ・アロンソ監督の求めるプロフィールにおいてスビメンディ以上の存在はいないと判断。最後の追い込みをかけることになると伝えられている。
レアル・マドリー側は、スビメンディは未だアーセナルとサインしていないと判断。契約解除金6000万ユーロについて、カスティージャやトップチームの選手を無償レンタルすることで引き下げを狙っているという。
一方で給与面に関しては、アーセナルが年俸1000万ユーロ(約17億円)を準備しているのに対し、レアル・マドリー側は段階的な昇給を提案する可能性があるものの、初年度は600万~700万ユーロ(最大約12億円)の提示にとどまるようだ。アーセナルが用意する金額には届かないと伝えられている。
しかしスビメンディ本人は、シャビ・アロンソ監督との関係性やイングランドよりも母国スペインでのプレーを希望していることなどから、レアル・マドリーでのプレーに惹かれているとのこと。アーセナルへの移籍を保留し、レアル・マドリーの出方を待っているようだ。
そして『as』は、レアル・マドリーが「スビメンディの選択はまだ終わっていない」と判断しており、「最終段階で猛プッシュするだろう」と予想している。先日スビメンディ本人は「長い夏になりそうだ。どのように終わるかわからない」と語っているが、どのような決着を見るのだろうか。
.jpeg?auto=webp&format=pjpg&width=3840&quality=60)



