TchouameniGetty Images

レアル・マドリー入団発表に臨んだチュアメニ「PSG?マドリーから誘われた時点で迷いなんてなかった。ここが世界最高のクラブだ」

レアル・マドリーは14日、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22)の入団セレモニーを行った。

移籍金8000万ユーロ+インセンティブ2000万ユーロという額でモナコからマドリーに加わったとされるチュアメニ。セレモニーのスピーチではスペイン語を使用し、マドリーのことを「世界最高のクラブ」と形容しながら、クラブがこれからつくり出す歴史に貢献する意欲を示している。

「レアル・マドリーに加入できて、とてもうれしいよ。この世界最高のクラブが、これからも多くのタイトルを獲得し続けられるように努力していきたい」

その後、記者会見に臨んだチュアメニはフランス語のほか、時折スペイン語も使いながら、記者たちの質問に応じていった。マドリーのほかパリ・サンジェルマン(PSG)も獲得に動いていたとされる同選手だが、本人はマドリー移籍だけを希望していたという。

「マドリーのオファーが届いたとき、何も迷いはしなかった。僕はフットボールに自分の足跡を残したい。レアル・マドリーはそのために最高のクラブだ。僕にとって最高の決断だったと思っている」

「マドリー移籍の可能性が生まれたとき、代理人には合意にこぎつけてくれってお願いした。ほかのクラブとの交渉もあったけれど、でも僕の第一希望はレアル・マドリーだったんだ」

チュアメニはマドリー移籍ではなくPSG残留を選択したFWキリアン・エンバペから、PSGに誘われていたことも明かしている。

「PSGに残ったキリアンは、自分がモナコを退団すると知っていた。だからPSGに来られるのかって聞いてきたよ。でも僕はマドリーに移籍したいと言い、彼はちゃんと分かってくれた」

今季マドリーがチャンピオンズリーグで見せた連続の劇的逆転勝利は、彼の目にはどう映ったのだろうか。

「決勝の段階では、すでにマドリーとの交渉が始まっていた。でもPSG、シティとの試合を見ていたときすでに、代理人に『早くこのクラブに連れて行ってくれよ。お願いだ』ってメッセージを送っていたんだよ」

チュアメニのマドリーでの背番号は、MFガレス・ベイルがつけていた18番となる。

「僕は8番をつけてプレーしてきたけど、ここではトニ・クロースの番号だ。だから、一番似ている18番を選んだんだ」

マドリーに憧れの選手がいたかどうかを問われたチュアメニは、次のように返答した。

「ジダンはマドリーのアイコンだ。でも、フランス人は2006年ワールドカップのジダンも記憶に残している。ジダンとベンゼマが僕のアイドルだね」

「自分がインスピレーションを受ける選手? コービー・ブライアントやマイケル・ジョーダンとかかな。彼らはスポーツ界の伝説だ。僕たちは一瞬でも休んでいられない。いつだって最大限の努力をして、プレーを改善していかないと」

自身のプレーポジションについては、アンカーほかインサイドハーフも挙げている。

「僕は子供の頃から2ボランチでプレーしてきた。マドリーの4-3-3なら6番になるけど、8番でもプレーが可能だ。どちらのポジションもいけるよ。プレーする方向が前方に向かってでも、後方に向かってでも、どちらでもかまわないさ」

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