レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われる予定だった2025年3月までのコンサートをすべて中止することを発表した。
先に全面改装工事を終え、ピッチを地下に収容できるようになったベルナベウ。試合日以外ならば常にイベントを開催できるようになったことで、レアル・マドリーは大きな収入増を期待している。例えば、先にカロルGが4日間で24万人を動員したコンサートで、マドリーは1800万ユーロ(約30億円)の収入を確保したとも報じられた(スペイン『エル・チリンギート』や『20ミヌトス』が報道)。
しかしベルナベウの近隣住民からは騒音の苦情が相次ぐという負の側面も存在しており、レアル・マドリーは住民およびマドリー市役所と話し合いながら改善を目指してきた。市役所はマドリーに対して騒音のデシベル数が許容値を上回っていることを警告し、これを受けたマドリーは防音シートを張るなどの対策を行ってきたが、ここまでは芳しい効果を得られていなかった。
近隣住民は法的手段も講じていることを受け、ついにレアル・マドリーは2025年3月までに予定されているミュージックバンク(10月12日)、デジャフエンテ(11月15日)、アイタナ(12月28〜29日)、ロラ・インディゴ(3月22日)のコンサートの中止を発表。ミュージンクバンクのコンサートは完全に中止され、そのほかは騒音問題の解決の目処が立った後に日程を組み直すとのことだ
