santiago bernabeuGetty Images

3月後半に今季4回目の芝生張り替えを行ったレアル・マドリー、CLシティ戦のために5回目の張り替えも決定!費用は1回3000万円

レアル・マドリーが本拠地サンティアゴ・ベルナベウの芝生をまた張り替えることになった。これで今季5回目だ。

スタジアムの芝生の張り替えは1シーズンに1回、多くて2回がいいところだが、レアル・マドリーは3月後半の代表ウィークに4回目の張り替えを行った。今月12日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグ、チェルシー戦(2戦合計4-0で準決勝進出)を見据えてのことだったが、それから1カ月足らずで芝生の状態はすでに劣悪となっている。

22日のラ・リーガ第30節セルタ戦(2-0)では、すでに禿げ上がって次が見えるところが散見され、カルロ・アンチェロッティ監督は試合後に「マドリーに損害を与えることだ。私たちにも、フットボールにもね」と不安を漏らしていた。

ベルナベウの芝生がすぐ劣悪な状態になる原因は、スタジアムの全面改装工事の影響とされる。張られているシートが日光を遮ったり大量の埃が飛び散ったりして芝生にダメージを与えているようだ。根本的な解決方法はもちろん工事の影響がなくなることだが(全工事の終了は2023年末を予定)、2億5000万ユーロ(約350億円)を投じた芝生を地下から出し入れできるようにする仕組みにもまだ完成しておらず、現在は芝生を張り替える以外の術がない状況となっている。

5月9日のCL準決勝ファーストレグでマンチェスター・シティをベルナベウに迎えるマドリーは、同試合を万全なコンディションで戦うため、今季5回目の芝生の張り替えを決定している。現在、焦点となっているのは4月29日のラ・リーガ第32節アルメリア戦の前に張り替えるか、それともシティ戦の前に張り替えるかどうか……その理由は張り替えても、すぐにダメになってしまうからだ。

なおベルナベウの芝生張り替えの費用は1回について20万ユーロ(約3000万円)で、今回の張り替えで費用総額は100万ユーロ(約1億5000万円)に到達する。が、マドリーはこうしたことを想定して保険に入っており、何度芝生を新しくしても、クラブの支出が増えることはない。

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