RudigerGetty Images

年始に弱かったレアル・マドリー、マジョルカの堅守に苦戦もモドリッチのCKからリュディガー弾炸裂!ラ・リーガ3連勝

3日のラ・リーガ第19節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマジョルカ戦を1-0で制した。

レアル・マドリーとアンチェロッティ監督にとって、年明けのラ・リーガの試合は鬼門となっている。イタリア人指揮官は第一次政権の1シーズン目でセルタを下して以降、バレンシア戦、ビジャレアル戦、ヘタフェ戦と、新年のリーグ戦で3連敗。昨季へタフェ戦直後には「チームはもう1日分休みを取ったようだ」と声を荒げていた。

今年こそは勝ち点3獲得から新年をスタートさせたいマドリーはカルバハル、そしてヴィニシウスが負傷から復帰。GKルニン、DFカルバハル、チュアメニ、リュディガー、フラン・ガルシア、MFモドリッチ、バルベルデ、クロース、ベリンガム、FWロドリゴ、ヴィニシウスを先発で起用している。

前半、立ち上がりからボールを保持したマドリーだが、5-4-1のシステムを敷いて堅守を見せるアギーレ監督のマジョルカに苦戦。アタッキングサードからスペースをほとんど見つけられず、チャンスに乏しい状況が続く。

マドリーが得点を予感させたのは、20分のことだった。モドリッチのアウトサイドパスからペナルティーエリア内左のヴィニシウスがシュートを放ったが、これは枠を外れる。復活の背番号7はさらに38分、ペナルティーエリア手前で相手選手の股を抜いてからミドルシュートを打ったものの、これはGKライコビッチにセーブされた。ヴィニシウスはこのチャンスの直後、両腕を上下させてベルナベウの観客を鼓舞していた。

対してマジョルカも速攻から反撃し、43分にダニ・ロドリゲスのクロスからアントニオ・サンチェスがヘディングシュートを放つも、これはクロスバーに直撃。その後、試合はプレーよりもそれを切るファウルが目立つようになり、ムニス・ルイス主審に対するブーイングが巻き起こりながら折り返しを迎えている。

後半もマドリーが停滞する状況は変わらず。53分にはペナルティーエリア手前のフリーキックからクロースが直接ゴールを狙うも、これはクロスバーの上に外れる。また、その直後の54分にはサム・コスタにポスト直撃となるミドルシュートを許して、肝を冷やした。

アンチェロッティ監督は60分に最初の交代カードを切り、負傷明けのヴィニシウスを下げてブラヒムを投入。さらに67分にはクロースも代えてホセルをピッチに立たせている。

そして70分、マドリーはここまでで最大の決定機を迎える。ペナルティーエリア内左のロドリゴがシュートを放ち、これをライコビッチに片手で弾かれると、そのこぼれ球に反応したブラヒムが渾身のダイビングヘッド。このボールは右ポストに当たって跳ね返ったが、結局マジョルカGKの手の中に収まっている。

流れの中では、絶対に得点が決まらない(決めさせない)感覚を覚えさせる今日のマドリーとマジョルカ。すると78分、マドリーがセットプレーから活路を見出した。モドリッチの左CKから、ペナルティーエリア中央のリュディガーが打点の高いヘディングシュートでネットを揺らしている。ドイツ代表DFは今季初得点。

待望の先制点が決まり、「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」のチャントが鳴り響くベルナベウ。アンチェロッティ監督は85分に最後の交代枠を使い、ロドリゴ、モドリッチを下げてルーカス・バスケス、セバージョスを投入。攻守のバランスを整え、虎の子の1点を最後まで守り切っている。

年始のつまずきを免れて3連勝を飾ったマドリーは勝ち点を48として、同日にアトレティコ・マドリーと対戦するジローナに勝ち点3をつけて単独首位に立った。今季公式戦の成績は21勝3分け1敗だ。

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