11日のラ・リーガ第35節、アウェーでのバルセロナ戦(3-4)で出場機会がなかったFWロドリゴだが、問題は体調だけではなかったという。スペイン『マルカ』電子版が報じている。
前節セルタ戦(3-2)を発熱のために欠場し、今回のクラシコではベンチ入りも出場することがなかったロドリゴ。ウォームアップすら命じなかったイタリア人指揮官は試合後、「彼は最高のレベルまで戻っていなかった。熱を出して、まだ完調ではないんだ。そうであれば負傷のリスクもあるからね」と説明していたが、『マルカ』電子版によれば同選手は体調だけでなく、精神的にもプレーに臨める状態ではなかったとのことだ。
2月から急激に調子を落とし、ここ22試合でわずか1ゴールしか決めていなかったロドリゴは、4月26日のコパ・デル・レイ決勝バルセロナ戦(2-3)で先発しながらもハーフタイムに交代させられていた。『マルカ』電子版曰く、この早期の交代が彼にとって「決定的な打撃」となったようで、発熱で欠場したセルタ戦後、コーチングスタッフに対して「現在はプレーする力も気力もない」ことを告白したという。同選手はクラシコまでに4回練習に取り組んだものの、最後まで良い感触を得られることができなかったようだ。
なおロドリゴは先に、FWキリアン・エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガムの陰に隠れている状況に不満を持っており、今季限りでの移籍を検討していることがスペイン『ラディオ・マルカ』によって報じられていた。その去就はシャビ・アロンソ監督と目されるレアル・マドリー次期指揮官の構想にも依存しており、もし退団を選択する場合、ビッグクラブからのオファーは事欠かないとも伝えられている。
