今夏にレアル・マドリーを退団して、母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロに加入したMFヘイニエル(23)。同選手はスペイン首都で、必要なだけを愛情を受け取れなかったと振り返っている。スペイン『アス』がコメントを伝えた。
レアル・マドリーは2020年冬、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、現レアル・ソシエダMF久保建英らの流れを踏襲する青田買い戦略で、フラメンゴに移籍金3000万ユーロ(約50億円)を支払いヘイニエルを獲得した。だが同選手はトップチームに一度も組み込まれることなく、ボルシア・ドルトムント、ジローナ、フロジノーネ、そして昨季はラ・リーガ2部のグラナダとレンタル移籍を繰り返し、4年半を経た後に母国ブラジルに復帰している。
ヘイニエルにとって、アトレチコ・ミネイロ加入は感動的なことであったようだ。クラブに到着した際、自身が幸せを感じられる場所にやってきたとの感想を口にしている。
「僕の母親はほとんど泣いていた。新しい居場所ができて、とても幸せだと思っている。これまで持ち得なかった愛情を、ここで手にすることができた。だからこそ幸せだと感じるんだ。このクラブのユニフォームを着ることができて、本当に幸せだよ」
「僕は幸せを求めていた。僕は5年間、レンタル移籍をしていたんだ。僕はアトレチコ・ミネイロのプロジェクトに期待を抱いている。きっとうまくいくはずだ」
なお、レアル・マドリーはヘイニエルを無料でアトレチコ・ミネイロに放出したが、将来的な売却益を見据えて50%の保有権を残している。


