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危機的状況のレアル・マドリーが劇的勝利!9分も取られた後半ATの7分にPK獲得…エンバペが決勝点を決める

2月1日のラ・リーガ第22節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのラージョ・バジェカーノ戦を2-1で制した。

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)・ベンフィカ戦を2-4で落として、CLベスト16プレーオフに回ることになったマドリー。ベルナベウの観客は、シャビ・アロンソ前監督解任およびコパ・デル・レイ敗退直後のレバンテ戦よりは少ないものの、ウォームアップの段階からチームにブーイングを浴びせていた。

その手腕が疑問視され始めたアルベロア監督は、GKクルトワ、DFバルベルデ、アセンシオ、ハウセン、カマヴィンガ、MFギュレル、チュアメニ、ベリンガム、FWマスタントゥオノ、エンバペ、ヴィニシウスと、6-1で大勝したCLモナコ戦と同様のスタメンを組み、このラージョ戦に臨んでいる。

マドリーにブーイングがぶつけられる中で、試合はキックオフのホイッスル。選手個人で標的となったのはヴィニシウスで、初めてドリブルを仕掛けた際には多量の指笛を吹かれた。かてて加えてマドリーは9分、ヴィニシウスやエンバペ同様にフル出場を続けてきたベリンガムが、筋肉系の負傷でプレー続行不可能に。代わりにブラヒムが投入されている。

荒んだ雰囲気の中で試合は進んだが、17分に歓喜がもたらされた。マドリーが、ヴィニシウスが圧倒的な個人技で先制点を決めたのだ。

ペナルティーエリア内やや左に侵入したヴィニシウス。ラージョDF3枚を前に、足裏を使ったフェイントを繰り出して彼らを怯ませると、素早いモーションで右足を振り抜く。フワッと対角線上に飛んだボールが、枠内右に収まった。観客は打って変わって、ヴィニシウスに対してスタンディングオベーション。ブラジル人FWも両手を上げて観客を煽り、胸のクラブエンブレムを何度となく叩いて、忠誠を誓っていた。

先制して喝采も浴びたマドリーだが勢いは続かない。攻撃をうまく形つくれず、ギュレルらがチャンスを迎えても判断を誤り、点差を広げられなかった。ラージョの反撃にも苦慮したホームチームは、再びブーイングを浴びせられながら試合を折り返している。ハーフタイム、アルベロア監督はアセンシオを下げてセバージョスを投入。チュアメニをセンターバックとした。

迎えた後半、次にゴールを決めたのはラージョだった。49分、グンバウのクロスをアルバロが頭でゴール前に落とし、詰めていたデ・フルトスがシュートを突き刺した。

同点に追いつかれて再びブーイングを受けるマドリーは、攻めども攻めどもラージョの守りを破ることができない。アルベロア監督は60分にマスタントゥオノとの交代でゴンサロを投入。マスタントゥオノには出来が悪いとブーイング、下部組織出身ゴンサロにはその期待感から喝采が送られている。

だが、その後もマドリーのパフォーマンスは改善しない。63分には前のめりになり過ぎたためにラティウの独走を許したが、ここではクルトワのいつもの超絶セーブが飛び出して、何とか失点を回避。反対に68分にはエンバペがDFラインを抜け出し、飛び出したGKバタージャもかわして左足でシュートを放つも、これはクロスバーに当たっている。

アルベロア監督は77分、ハウセンとギュレルを下げてアラバとロドリゴをピッチに立たせる(下がる選手たちには常にブーイング)。81分にはパテ・シスがセバージョスの足首を踏みつけて一発退場となり数的優位に立ったマドリーだが、カマヴィンガのヘディングシュートが右ポストに当たるなど、その後もゴールを決め切ることができない。

だが、ドラマは最後に待っていた……。後半アディショナルタイム(AT)は退場や交代以外でほとんど試合が止まらなかったにもかかわらず、なぜか9分を取られる。この物議を醸すATの7分、ペナルティーエリア内でブラヒムが倒されたとの判定でマドリーはPKを獲得。キッカーのエンバペが冷静にシュートを決め切って、最後の最後に勝ち越した。

プレー内容はお世辞にも褒められたものではなく、疑惑のAT9分を含めて“勝っただけ”のマドリーではあったが、首位バルセロナとの勝ち点1差をキープすることに成功している。

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