レアル・マドリーは、今夏EURO2024かコパ・アメリカに参加する所属選手たちが、その後パリ五輪に出場することを禁じた模様だ。スペイン『マルカ』が報じている。
レアル・マドリーはその決定をすでに所属選手たちに通達したとのこと。例外なく、全選手が守らなければいけないようだ。
レアル・マドリーがそう決定した理由は、EUROかコパ・アメリカに加えて五輪でもプレーした選手が、次シーズンにコンディションを保てなくなった前例があったためのようだ。『マルカ』がその代表的選手として例に挙げるのは、バルセロナに所属するスペイン代表MFペドリ。現在21歳の同選手は、バルセロナでブレイクを果たした2020-21シーズンの終わりにEURO2020、東京五輪のどちらにも参加して、シーズンを通して73試合に出場した。しかし、その無理が祟ってか筋肉系の怪我を繰り返すようになり、以降の3シーズンでは71試合を欠場。現在も負傷離脱中となっている。
2024-25シーズンはチャンピオンズリーグがフォーマット変更によって2試合増え、加えて、こちらも新フォーマットとなり32チームが参加することになるクラブ・ワールドカップも2025年6〜7月に開催される。レアル・マドリーは来季、かつてないほどの過密日程を強いられることにより、今夏の選手の負担をどうしても減らしたい様子だ。
なお、レアル・マドリーはパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペの獲得を内定済みとも報じられるが、同選手は生まれ故郷で行われる今夏の五輪出場を熱望しているとされる。マドリー移籍が事実である場合、同クラブは彼のことも例外とせずに、五輪出場を禁じるのだろうか。


