Vinicius Real Madrid 2023-24Getty Images

驚異の決定力!レアル・マドリー、ヴィニシウス2ゴールなど計4発でオサスナ撃破…ラ・リーガ首位を快走

16日の・リーガ第29節、レアル・マドリー敵地エル・サダールでのオサスナ戦に4-2で勝利した。

2位ジローナ、3位バルセロナとの勝ち点差を少なくとも維持したまま代表ウィークを迎えたい首位レアル・マドリー。アンチェロッティ監督はスペイン屈指の熱狂を誇るスタジアム、エル・サダールに乗り込んだこの一戦でナチョをベンチに置き、チュアメニをセンターバックで起用した。全スタメンはGKルニン、DFカルバハル、チュアメニ、リュディガー、メンディ、MFバルベルデ、カマヴィンガ、クロース、FWロドリゴ、ヴィニシウス、FWブラヒム・ディアス(ベリンガムは出場停止)。

前半、レアル・マドリーはキックオフからわずか4分後に先制点を記録する。ハイプレスからヴィニシウスがカテナのボールを奪い、そのままペナルティーエリア内に侵入。GKセルヒオ・エレーラを右に引きつけてシュートコースを確保し、右足でボールを枠内に流し込んでいる。

スコアをすぐに動かしたレアル・マドリーだが、7分にはCKからブディミルのゴールを許して、すぐに同点に追いつかれる。しかしマドリーはここから地力を、もっと言えばマドリーをマドリーたらしめる驚異的な決定力を見せつけ、オサスナにもう追いつけないほどの差をつけた。

レアル・マドリーは18分、ペナルティーエリア内左に侵入したバルベルデの折り返しに、中央のカルバハルが高く上げた右足のアウトサイドで合わせ、まるでカンフーキックのようなゴールで勝ち越し。2-1で試合を折り返すと、ここからオサスナの高く設定されたDFラインの裏を次々と突いていった。61分にはルニンのロングボールを起点にブラヒムが抜け出し、S・エレーラとの1対1を制して3点目。その3分後には、バルベルデの浮き球のパスからヴィニシウスがペナルティーエリア内左に侵入し、S・エレーラを眼前にまさにゴールへのパスといったキックで、ボールを枠内に転がした。この試合2ゴールのヴィニシウスはラ・リーガ12得点目、公式戦18得点目。ここ4試合で6得点という暴れっぷりだ。

リードを3点としたアンチェロッティ監督は、72分にブラヒム、カマヴィンガを下げてモドリッチ、ナチョを入れ、また77分にはクロースをルーカス・バスケスと交代させる。さらに85分にはメンディ、ヴィニシウスをフラン・ガルシア、ギュレルと代えて交代枠を使い切った。

その後レアル・マドリーは、ロドリゴが自分もゴールを決めようと強引にでもフィニッシュまで持ち込んでいくが、決め切れず。すると後半アディショナルタイム、セットプレーの流れからイケル・ムニョスのゴールを許して、オサスナに2点差とされた。マドリーは終了間際、ギュレルがハーフウェーライン付近からの超長距離砲を放ったが、このボールは惜しくもクロスバーに当たってゴールとならず、結局2点リードで試合終了のホイッスルを聞いている。

ラ・リーガ2連勝で勝ち点を72としたレアル・マドリーは、暫定で2位ジローナに勝ち点10差、3位バルセロナに11差をつけた。なお絶好調のヴィニシウスは、前半終了間際の審判への抗議によってイエローカードを提示され、次節アスレティック・ビルバオ戦は累積警告で出場停止となった。

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