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レアル・マドリー、バルベルデ&アセンシオ弾で“地獄”のオサスナ戦に勝利!首位バルセロナとの勝ち点差は暫定で「5」に

18日のラ・リーガ第22節、レアル・マドリーは敵地エル・サダールでのオサスナ戦に2-0で勝利した。

ミッドウィークにリヴァプール戦、半週後にアトレティコ・マドリー戦、さらに半週後にバルセロナ戦……と、ここから強烈な試合が続くことになるマドリー。その日程の入り口にあるのが、スペイン屈指の荒々しい熱狂と荒々しいプレーの巣、“インフィエルノ(地獄)”とも呼ばれるエル・サダールでのオサスナ戦だ。

ベンゼマを筋肉疲労、クロースを胃腸炎で欠くアンチェロッティ監督は、GKクルトワ、DFナチョ、ミリトン、リュディガー、アラバ、MFモドリッチ、カマヴィンガ、セバジョス、FWバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスを先発で起用している。

マドリーはアラサテ監督率いる好調のオサスナを相手にやはり苦戦。規律が取れていて、なおかつ肉弾戦上等の激しい守備を前に、ヴィニシウスのドリブルがほぼ唯一の打開策となた。出場停止明けの背番号20は10分、ロングボールからペナルティーエリア内左に侵入してシュートを放ったが、これはGKセルヒオ・エレーラには弾かれた。

自チームのパフォーマンスに不満のアンチェロッティ監督は、1トップのロドリゴにライン間でボールを受けさせようとするが、オサスナの堅守を前になかなかスペースが手に入らない。結局、前半はスコアレスのまま終了した。

後半、マドリーは47分にセバジョスのお膳立てからロドリゴがゴールをうかがうも、シュートは枠を捉えられず。52分にはアラバの浮き球のパスからヴィニシウスがネットを揺らすもオフサイドとなり、さらに57分にはヴィニシウスがモンカジョラを抜き去ってペナルティーエリア内に侵入したが、シュートはS・エレーラに弾かれた。

対するオサスナも62分にモイ・ゴメスがポスト直撃のミドルシュートを放つなど、マドリーを脅かす。加えて64分にはスペイン風サンドウィッチ、ボカディージョの切れ端がピッチに投げ込まれて、主審はピッチ管理者に物を投げ込まないようアナウンスすることを指示。エル・サダールの特殊性が表れた場面だった。

アンチェロッティ監督は65分、セバジョスをアセンシオに代えて右ウィングに配置。そこに位置していたバルベルデをインサイドハーフとする。また76分には右サイドバックを務めていたナチョをカルバハルに代えて攻撃的姿勢を強めた。

そして78分、マドリーがついにスコアを動かした。モドリッチのパスからヴィニシウスがペナルティーエリア内左に侵入。タメをつくってからアウトサイドでポンと中央にパス送ると、大きなストライドでそこに勢いよく飛び込んできたのが、バルベルデ! ウルグアイ人MFはリーチの長い足でこのボールに合わせて、枠内右に流し込んでいる。バルベルデは今季公式戦12点目、ラ・リーガでは7得点目となった。

アンチェロッティ監督は87分、ロドリゴとの交代で下部組織所属のアルバロ・ロドリゲスを投入。結果を残せなかったブラジル人FWを、イタリア人指揮官は抱擁によって包み込んでいる。マドリーは89分、A・ロドリゲスの折り返しからヴィニシウスがネットを揺らしたものの、これはまたもオフサイドの判定。しかしその3分後、A・ロドリゲスのボール奪取とスルーパスからアセンシオが追加点を決めて、オサスナに引導を渡している。

連勝の2位マドリーは、翌日にカディスと対戦する首位バルセロナとの勝ち点差を暫定で5に縮めている。

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