benzemaGetty Images

レアル・マドリー、オサスナとドローで開幕からの連勝が9でストップ!バルセロナにラ・リーガ首位の座を明け渡す

レアル・マドリーは2日にラ・リーガ第7節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのオサスナ戦に臨み、1-1で引き分けた。

代表ウィーク明けの1試合目。今季開幕から9戦全勝を貫き、クラブ記録まであと2勝に迫るマドリーは、ルーカス・バスケスのほかモドリッチが筋肉の過負荷で招集メンバーから外れ、さらに試合当日には坐骨神経痛によってクルトワも出場不可に。その一方で、エースのベンゼマが1カ月ぶりの戦列復帰を果たしている。この一戦のスタメンはGKルニン、DFカルバハル、リュディガー、アラバ、メンディ、MFセバジョス、チュアメニ、クロース、FWロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウスで、システムはいつもの4-3-3。

芝を張り替えたばかりのベルナベウで、マドリーはオサスナに苦戦。4-1-4-1/4-3-3を駆使するアラサテ監督率いるチームは、後方に引いてはマドリーに攻撃のスペースを与えず、またチャンスがあればハイプレスによって相手陣地で試合を進め、ボールを自ゴールから遠ざける。ボールを保持した攻撃も効果的で、バルセロナからのレンタル選手アブデなどが存在感を発揮した。

オサスナの堅守を崩す糸口をなかなか見つけられなかったマドリーだが、42分のワンプレーが思いがけずゴールに直結した。左サイドのヴィニシウスがクロスを送ると、誰も合わせられなかったボールが、そのまま枠内右に収まっている。ヴィニシウスはここ8試合で6得点を記録。ちなみにマドリー加入直後、6得点を決めるのには51試合を要していた。

1-0で試合を折り返したマドリーだが、後半にオサスナの反撃に遭うと、50分に同点に追い付かれる。ウナイ・ガルシアのクロスにキケ・ガルシアが頭で合わせると、緩やかな曲線を描いたボールがそのまま枠内左に入り込んだ。

追い付かれたアンチェロッティ監督は、52分にセバジョス、チュアメニをピッチから下げてバルベルデ、カマヴィンガをピッチに立たせる。が、やはりオサスナの守備は堅く、決定機を生み出すこともままらない。イタリア人指揮官は75分にメンディ、クロースも下げてアセンシオ、ミリトンを投入。ミリトンがセンターバックを務め、そこに位置していたアラバがメンディの代わりに左サイドバックとなっている。

77分、マドリーはベンゼマがペナルティーエリア内でダビド・ガルシアに倒されたとしてPKを要求。VAR介入の結果、実際にPK判定となり、D・ガルシアは一発レッドで退場となった。しかし、キッカーのベンゼマが放ったシュートはクロスバーに直撃し、マドリーは千載一遇のチャンスを逃してしまう。

終盤、マドリーは10人となったオサスナを攻め立てる。81分にはベンゼマが今度こそネットを揺らすものの、これはオフサイドの判定でやはりゴールには届かない。アンチェロッティ監督は84分に最後の交代カードを切り、カルバハルをマリアーノに代えたものの、結局勝ち越し弾を決められないまま試合は終了のホイッスル。開幕からの連勝は9でストップし、1961-62、1968-69シーズンに達成したクラブ記録の11連勝には届かなかった。

この結果、前日にマジョルカを下したバルセロナがマドリーと勝ち点19で並び、得失点差(バルセロナ18、マドリー11)によって首位に浮上している(ラ・リーガは当該対決の結果で順位を決めるが、直接対決がない状況では得失点差で並べられる)。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0