レアル・マドリーDFナチョ・フェルナンデスが、同クラブ残留を決断した理由を語っている。
先にレアル・マドリーと今季まで結ぶ契約を1年延長することを明かしたナチョ。今季前半戦には出場機会に恵まれず退団に傾いていたとされる同クラブの“ワン・クラブ・マン”だが、後半戦に一気にピッチに立つ時間を増やして、そこで考えを変えたようだ。
ナチョはスペイン『カデナ・コペ』とのインタビューで、次のように語っている。
「ここ数年はキャリア最高の日々を過ごしていた。出場機会を得ればチームメートと同じ、またはそれ以上のレベルを示してきたはずだった。だから今季はじめは不当な扱いを受けていると感じた。心の中で、自分はもっと出場時間を与えられるべきだと思い始めて、ついにそのときが来たのかなと考えるようになった。でも1月になってプレーする機会が増え、すべてが急激に変わっていったんだ」
「僕はクラブで大切な存在なんだと感じたかった。今季は最終的に過去のシーズンに比べて出場試合数も時間も多かったし、決断を下すのは簡単だった」
FWカリム・ベンゼマの退団により、来季マドリーのキャプテンとなるナチョは、フロレンティーノ・ペレス会長からも慰留されていたようだ。
「ラ・リーガ最終節終了後、彼は僕を抱きしめて、マルコ・アセンシオとしたように全タイトルと一緒に写真を撮ることはしないでおこうと言ったんだ」
マドリーと1年契約を更新する現在33歳ナチョだが、同クラブで現役を終える考えもあるのだろうか。
「それも考えているけど、1年ずつ進んでいきたい。ここで引退したいけれど、どんな形でもいいというわけじゃない。もし、僕がレアル・マドリーでの日々を終えるとしたら、それは僕が異なる経験をしたいということになるね」


