レアル・マドリーのOBスティーヴ・マクマナマン氏は、キリアン・エンバペとヴィニシウス・ジュニオールの関係性について語った。
22日に行われた授賞式で、パリ・サンジェルマンFWウスマン・デンベレの初受賞が決まった2025年バロンドール。一方で過去に12回の受賞者を輩出したレアル・マドリーにとっては、3年連続で同賞を逃す結果に。最終候補に入ったエンバペとヴィニシウス、ジュード・ベリンガムは、それぞれ8位、16位、23位で終わっていた。
そして現役時代にレアル・マドリーでプレーしたマクマナマン氏は、今年のバロンドールに言及。度々現地で話題となっているエンバペとヴィニシウスの関係について、イギリス『TNT Sports』で「(足の引っ張り合いが)間違いなく起きると思う。というよりも、すでに起きてしまっている」と話し、持論を展開した。
「バロンドールの票ではなく、彼らはゴールを分け合ってしまっている。キリアンがすべてのゴールを奪ってしまうのは明らかだ。今季はPKも含めて、すでに何本か決めているね。彼らは間違いなくゴールを分け合ってしまうはずで、この影響で将来的なバロンドールの票も割れることになるだろう」
「昨年が良い参考になるだろう。キリアンが42得点を挙げて、ヴィニは20得点。これは大きな差だ。今シーズンもキリアンがすでに大きくリードしていて、彼がケガでもしない限り、ヴィニが追いつくことはできないだろう。今シーズンもこのままでいけば、キリアンが得点王になり、より注目を集めると思うよ」
「投票者はすべての試合を見ているわけではないから、注目度やタイトルで評価されるものだ。その得点数により、キリアンはヴィニよりもより多くのヘッドラインを飾ることになる。今年のバロンドールも同様のことが言えたね」


