サンティアゴ・ベルナベウの全面改装に取り組むレアル・マドリーは、生まれ変わるスタジアムで豪華なスター選手たちの共演を夢見ているという。スペイン『マルカ』が報じた。
現在、全面改装の工事を行っているベルナベウ。9月11日に行われるラ・リーガ第4節セルタ戦で、約1年半ぶりに同スタジアムに観客を入れて試合を行うことになるが、工事は今後も行われ続け、2022年の終わりに全行程を終了する予定となっている。そして『マルカ』曰く、レアル・マドリーは最新鋭のスタジアムに生まれ変わるベルナベウにふさわしい選手たちを揃えることを目標に掲げているようだ。
レアル・マドリーは今夏、その目標に当てはまる2選手としてバイエルンからDFダヴィド・アラバ、レンヌからMFエドゥアルド・カマヴィンガを獲得した模様。その一方でFWキリアン・ムバッペについては、パリ・サンジェルマンから売却を頑なに拒まれたために来季獲得を目指すことになったが、同選手以外にも狙っている存在が2人いるという。
『マルカ』が挙げるその2選手は、ボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドとマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバ。ハーランドについて、レアル・マドリーはドルトムントと良好な関係を築いていることを強みとしており、代理人ミノ・ライオラ氏との交渉で合意に至ることにも自信を持っているという。またポグバはマンチェスター・ユナイテッドとの契約が2022年限りで切れるが、契約を延長しない可能性がささやかれている状況。『マルカ』はフランス代表MFが以前からレアル・マドリー移籍に興味を持っていることを強調しながら、同胞ジネディーヌ・ジダン前監督の退団が獲得実現においてマイナスに働く可能性も指摘している。
レアル・マドリーはまた、外部だけでなく内部の選手たちにもしっかり視線を向け、新ベルナベウでプレーさせるべく契約延長を進めてきたようだ。DFルーカス・バスケス(2024年まで契約を延長)、DFナチョ(2023)、DFダニ・カルバハル(2025)、GKティボ・クルトワ(2026)、FWカリム・ベンゼマ(2023)、MFフェデ・バルベルデ(2027)の7選手は新たなマドリディスタの神殿でプレーすることがほぼ決定。今季まで契約を延長したMFルカ・モドリッチについても、現在のレベルを維持できれば残留が濃厚とみられる。
一方、新ベルナベウでプレーするのが難しそうなのはDFマルセロ、MFイスコ、MFガレス・ベイル。2022年限りで契約が切れるこの3選手は、ムバッペ、ハーランド、ポグバ獲得の余裕をつくるためにも退団が見込まれているとのことだ。『マルカ』は最後に、ミランMFブライム・ディアス、マジョルカMF久保建英、フィオレンティーナDFアルバロ・オドリオソラ、ドルトムントMFレイニエルのレンタル組については、「どうなるのか見守る必要がある」とだけ記している。
