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怪物エンバペは止まらない…今回2発で今季成績は14戦18発に!レアル・マドリーがバレンシアに4発快勝

11月1日のラ・リーガ第11節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦を4-0で制した。

前節バルセロナ戦に2-1で勝利し、順位表で頭一つ抜け出したマドリー。今の調子を維持して、独走態勢を築きたいところだ。

シャビ・アロンソ監督はこのバレンシア戦、次のミッドウィークにチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦を控える状況ながら、1週間試合がなかったこともあって考え得るベストメンバーを組んでいる。スタメンはGKクルトワ、DF(右から)バルベルデ、ミリトン、ハウセン、カレーラス、MFギュレル、チュアメニ、ベリンガム、FWマスタントゥオノ、エンバペ、ヴィニシウスで、システムは4-3-3。なおクラシコで早期の交代に憤ったヴィニシウスは、選手紹介アナウンスの際に拍手を受けるなど、謝罪を受け入れられた様子だ

前半、マドリーは自陣ゴール近くで守備ブロックを敷くバレンシアを相手に、ヴィニシウスのドリブル突破などからチャンスをつくり出す。先制点を決めたのは19分のことだった。CKの場面で、ヘディングシュートを放ったミリトンがタレガのハンドを主張し、オンフィールドレビューを行ったマテオ・ブスケツ主審がPKを指示。キッカーのエンバペが枠内左めがけて強烈なシュートを放ち、ネットを揺らしている。

マドリーの攻勢はその後も収まらず、31分に追加点を決める。ベリンガムのスルーパスからギュレルが左サイドを突破してクロス。そこに待ち受けていたのは、エンバペ! 凄まじいダッシュでエリア内に駆け込み、ファーにポジションを取ったフランス人FWは、飛んできたボールに左足で合わせてネットを揺らした。エンバペは今季成績をラ・リーガ11試合13得点、公式戦14試合18得点とした。

マドリーはさらに42分、カレーラスがペナルティーエリア内でティエリに倒されてPKを獲得。シャビ・アロンソ監督曰く「オフィシャルのPKキッカーはエンバペ」であるものの、ヴィニシウスがキッカーの座を譲るよう背番号10に求める。だがヴィニの中央に絞り過ぎたシュートは、GKアギレサバラがセーブされてしまった。ヴィニシウスの度重なるPK失敗に、シャビ・アロンソ監督は無表情を貫きながらも、思わず席から立ち上がり失望を露わにしていた。

絶好機を逃したマドリーだったが44分、ベリンガムがその埋め合わせするようにゴールを決めた。背番号5はペナルティーエリア手前左から右足を強振。地を這うボールがここしかないというコースを進み、アギレサバラの手が届かない枠内右隅に収まった。ベリンガムは3試合連続得点。ベルナベウはいつものように“ヘイ・ジュード”をスタジアム中に響かせている。

3点リードで試合を折り返したマドリー。シャビ・アロンソ監督はハーフタイム、チュアメニとギュレルを下げてセバージョスとカマヴィンガを投入する。迎えた後半もマドリーが主導権を握り続けるが、ボールを回せどもチャンスの数は少なく、時間だけが経過していく。62分にはヴィニシウスのお膳立てからエンバペがシュートを放つも、これはアギレサバラのセーブに阻まれた。

シャビ・アロンソ監督は68分にハウセンを下げてラウール・アセンシオを投入。そして79分にはヴィニシウスをロドリゴに代え、そしてエンバペとの交代でエンドリッキを自身の政権下で初起用している。

マドリーは82分になって、後半初のゴールを記録。カレーラスがペナルティーエリア内左に入るや否や、左足を一閃。グングンと加速し、高度を上げていったボールが、アギレサバラの横っ飛びを無意味なものとして枠内右隅に突き刺さっている。正真正銘のゴラッソで、ベルナベウ内にリピート映像が流れると、多くの観客がため息を漏らしていた。

マドリーは4点リードのまま試合終了を迎え、ラ・リーガ3連勝を果たした。勝ち点を30として、2位ビジャレアルに7差、3位バルセロナに暫定で8差をつけている。

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