レアル・マドリーは9日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマンチェスター・シティ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、シティとの試合で良い結果を収めるためには、あらゆる面で最大限のパフォーマンスが必要であることを強調した。
「明日のプラン? 完璧な試合を演じることだ。フィジカル、技術、モチベーションを最高レベルまで引き出さなければね。決定的な試合はセカンドレグとなる。明日はアドバンテージを手にすることを求めたい」
昨季のCL準決勝でもシティと対戦し、劇的勝利で決勝進出、さらには優勝を成し遂げたマドリー。今季のシティはFWアーリング・ハーランドを擁しているが、アンチェロッティ監督は彼を止めるために、何か特別な策を用意しているのだろうか。
「彼はとても危険な選手だ。素晴らしいクオリティーの持ち主で、多くのゴールを決められる。だがハーランドの話をするということは、シティというチームと彼らの攻撃のアイデアについて話をしないことになる」
「私たちはハーランドを止めるプランを練っているわけではなく、止められないように思えるシティというチームを止めるプランを練っているんだ。私たちには可能性があると思っている。勝つこともできるよ」
中盤の人選については、MFルカ・モドリッチは確実に起用することを明言。MFエドゥアルド・カマヴィンガは再び左サイドバックとしてプレーするようだ。
「モドリッチとほかの選手たちがプレーする。またカマヴィンガはボールがないときはサイドバックで、ボールを保持する際にはインサイドハーフとなる。彼はサイドから攻め上がる一般的なサイドバックではない。外に張るのはヴィニシウスの役割で、とても危険な存在だ」
アンチェロッティ監督はFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエスの選手としての成長を促すため、何か特別なことを起こったのだろうか。
「私からは出場時間を与え、彼らがそれを生かしているということだ。ここ最近のバルベルデ、カマヴィンガ、ロドリゴの成長ぶりは凄まじく、未来を期待させてくれるね」
その一方で攻撃と守備、どちらを重視するのかを問われると、こう返答している。
「しっかり守れば、少なくともドローにできる。だが、それが攻撃しないことを意味するわけではない。昨季、私たちはシティとの2試合で5失点を許したものの、6得点で勝利している。今季も同じ結果でもいいかか? ああ、かまわないよ」




