レアル・マドリー首脳陣は、10日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマンチェスター・シティ戦の結果次第で、シャビ・アロンソ監督の解任に動くようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
シーズン開幕からの14試合は13勝1敗と、ほぼ完璧な成績を収めていたシャビ・アロンソ監督のマドリーだが、ここ7試合の成績は2勝3分け2敗と低迷。7日のラ・リーガ第15節、ベルナベウでのセルタ戦(0-2)の試合後には、観客からも批判を浴びせられることになった。
そしてセルタ戦の翌日、フロレンティーノ・ペレス会長率いるマドリー首脳陣は、長時間にわたる話し合いでチームの現状を分析した模様。とりわけ時間が割かれて話し合われたのが、実際的にチームが結果を出せていないことと、シャビ・アロンソ監督と一部選手たちの軋轢のようだ。
シャビ・アロンソ監督と一部選手たち(報道ではFWヴィニシウス・ジュニオール、MFフェデ・バルベルデ、MFジュード・ベリンガムなど)の間に生じているとされる亀裂について、クラブは真剣に憂慮している様子。そして次のマンチェスター・シティ戦を「チームおよび監督がリアクションを見せるためのタイムリミット」に定めたという。シティ戦の結果、チームが見せるパフォーマンス次第では、シャビ・アロンソ監督の解任もあり得るとのことだ。
『マルカ』はシャビ・アロンソ監督の後任について、最有力候補にジネディーヌ・ジダン氏を挙げ、さらにはユルゲン・クロップ氏の名も記している。
同紙はまた、たとえチームの失敗について最初に責任を負うのがシャビ・アロンソ監督でも、彼と軋轢があるという“一部選手たち”も「無傷ではいられない」とも記載。来夏のチームづくりにおいて、その選手たちが放出対象になる可能性も示唆している。


