Benzema Real Madrid LiverpoolGetty Images

レアル・マドリー、CL準々決勝進出!ベンゼマがとどめの一撃を決めてリヴァプールに2戦合計6-2で勝利

15日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、レアル・マドリー対リヴァプールは1-0でレアル・マドリーが勝利。2戦合計でもレアル・マドリーが6-2と上回り、ベスト8に駒を進めている。

リヴァプールの本拠地アンフィールドで行われたファーストレグは、2-5でレアル・マドリーが先勝。このセカンドレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで戦うマドリーにとっては油断禁物の一戦であり、90分間で最低3点がほしいリヴァプールにとってはマンチェスター・ユナイテッド戦で7-0大勝を収めた自分たちのポテンシャルを信じたい一戦となる。

アトレティコ・マドリーサポーターのひんしゅくを買ったGKクルトワの発言、「自分たちは歴史のグッドサイド」が大横断幕として掲げられてから試合はキックオフのホイッスル。前半は両チームともシュートチャンスこそ迎えるものの、両チームのサポーターの応援の勢いがどんどんなくなっていく、どこか盛り上がりに欠けた展開となる。

立ち上がりはレアル・マドリーがボールを保持して攻め込んだが、最初にチャンスを迎えたのはリヴァプールの方だった。6分、マドリーの守備のミスからダルウィンがシュートを放ったものの、これはクルトワがセーブする。対してレアル・マドリーは14分、クロースの右CKをファーサイドのリュディガーが頭で折り返し、ボールに詰めたヴィニシウスが押し込もうとしたものの、こちらは眼前のGKアリソンに弾かれた。また20分にカマヴィンガが放ったミドルはクロスバーに直撃している。

リヴァプールは時間が経つに連れてポゼッション率を上げていったものの、攻撃のクオリティーはイマイチ。それでも30分過ぎ、ダルウィン、アレクサンダー=アーノルドのシュートと立て続けにシュートを放ったが、チャンスとしての確度は低くどちらもクルトワに弾かれた。試合はスコアレスのまま折り返しを迎える。

後半も、レアル・マドリーサポーターが3点リードの余裕ためか、リヴァプールサポーターが逆転は無理と考えているためか、どちらの応援も力が入らない気だるなそうな雰囲気の中で試合は進んでいく。

レアル・マドリーはボールを保持しても守ってもピッチ中央やや下り目を自分たちのプレーエリアとして、リヴァプールの攻撃を跳ね返しつつトランジションによる攻撃からゴールを狙う。53分にはベンゼマのスルーパスからバルベルデがシュートも、アリソンがセーブ。さらに、そのこぼれ球をベンゼマが叩いたが、こちらもリヴァプール守護神に止められた。対して、クロップ監督は57分に交代カードを切り、ダルウィンとジョッタを下げてフィルミーノとエリオットを投入する。が、停滞する攻撃は活性化されない。

その後もチャンスを迎えていったのは、レアル・マドリー。63分、モドリッチの珍しい左足のクロスからバルベルデがヘディングシュートも、これはわずかにクロスバーの上へ。また68分にはゴール前で斜めに切り込んだヴィニシウスのお膳立てからベンゼマがフィニッシュに持ち込んだが、こちらも枠の上へ飛んでいる。

何度チャンスを得ても決め切れなかったレアル・マドリーだが、78分についに決着をつけるゴールを生み出した。ペナルティーエリア内、足を滑らせたヴィニシウスが倒れたままボールをベンゼマに渡し、フランス代表FWがこれをしっかりと決め切っている。

「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」「アシ! アシ! アシ・ガナ・エル・マドリー(マドリーはこう勝つ)!」のチャントが響き渡るベルナベウ。アンチェロッティ監督はモドリッチ、ベンゼマ、ヴィニシウス、クロース、カルバハルを下げてセバジョス、ロドリゴ、アセンシオ、チュアメニ、ルーカス・バスケスを次々と投入。レアル・マドリーは心が折れた様子のリヴァプールを相手に、1点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えている。

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