ViniciusGetty Images

レアル・マドリー、ベンゼマ&ヴィニシウスの最強コンビ躍動でバレンシア撃破…2人で2点ずつ決めて今季合計36得点!

レアル・マドリーは8日にラ・リーガ第20節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦に臨み、4-1で快勝した。

ラ・リーガ前節ヘタフェ戦では相手の堅守を破れず0-1敗戦。このまま首位独走を続けるため、今年初のベルナベウでの一戦で勝利を収めたいところだ。アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWアセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウスを先発で起用。2人合わせて32ゴールを決めているベンゼマ(20ゴール)とヴィニシウス(新型コロナから復帰)のコンビは3試合ぶりの復活となる。

マドリーは序盤からボールを保持したものの、やはり堅守のチームを相手に苦戦。4-4-2で強固な守備ブロックを形成するバレンシアを前にチャンスをつくれず、さらにマキシ・ゴメスやゲデスを中心に仕掛けられる速攻にも苦しむことになった。

マドリーはバレンシアの守備を何とか切り崩そうと奮闘。6分にクロースのCKからミリトンが放ったヘディングシュートはGKシレッセンに阻まれ、また30分にモドリッチの浮き球からアセンシオがフィニッシュまで持ち込むものの、こちらもバレンシア守護神のブロックに遭った。

41分、モドリッチがペナルティーアーク付近から左足を振り上げ叩いたボールはクロスバーに直撃。背番号10は地面を蹴り付けて焦りと憤りを露わにしたが(ベルナベウの観客は拍手でリアクション)、千載一遇のチャンスはその直後に訪れた。カセミロがペナルティーエリア内でアルデレテに倒されたとして、PKを獲得。キッカーのベンゼマが右足で蹴ったボールは、枠内左の上隅に突き刺さり、マドリーが先制に成功している。

堅守をこじ開ければ、もうマドリーのペースである。後半、アンチェロッティ監督のチームは攻めに出ざるを得ないバレンシア相手に逆に速攻を仕掛けて追加点を目指し、52分にそれを獲得。左サイドから内に切れ込んだヴィニシウスがベンゼマとのワン・ツーでペナルティーエリア内に入り込み、冷静なシュートでもってネットを揺らした。マドリーはさらに61分、アセンシオのシュートがシレッセンに弾かれ、こぼれ球を押し込んだヴィニシウスがこの日2点目。リードを3点に広げている。

アンチェロッティ監督は70分、モドリッチとカセミロを下げてセバジョスとカマヴィンガを投入。だが、その5分後にはメンデイがマルコス・アンドレを倒したとしてPKを献上してしまう。キッカーのゲデスのシュートは一度クルトワが止めたものの、ポルトガル人MFにそのこぼれ球を頭で押し込まれた。1点を返されたマドリーはその後もバレンシアの攻勢を受け続けたがクルトワの好守などもあってさらなる失点を許さず。そして88分、ベンゼマがエリア内での反転シュートでこちらもこの日2点目を決め、バレンシアに引導を渡した。

2試合ぶり勝利のマドリーは勝ち点を49として、明日にヘタフェ戦を控える2位セビージャとの勝ち点差を8に広げた。またベンゼマとヴィニシウスは今季ゴール数をこの試合だけで32から36ゴールに伸ばして、マドリーを象徴する新たなコンビという印象を強めている。

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