Florentino Perez Cristiano Ronaldo Real Madrid record goal scorer

スーパーリーグをあきらめないペレス会長「UEFAにはレアル・マドリーがどういう存在か思い知らせる必要がある」

スーパーリーグ創設を目指すレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、20日に行われた同クラブのソシオ(クラブ会員)総会でUEFAへの批判を展開している。



2020年4月、レアル・マドリーを中心とする欧州を代表する12のビッグクラブによって旗揚げされながら、プレミアリーグを中心としたクラブが即座に脱退したことで頓挫したスーパーリーグ。それでもレアル・マドリー、バルセロナ、ユヴェントスの3クラブは同構想の実現に固執し続けている。

そしてペレス会長はソシオの代表者を集めた総会で、スーパーリーグがなぜ必要であるかを説明した。UEFAが欧州フットボール統括組織というだけでなく欧州大会運営などあらゆる権利を占有しており、なおかつ欧州以外の国家から複数クラブへの資金流入を容認していると主張する同会長は、UEFAと徹底的に抗戦する考えを口にしている。

「きっかけはパンデミックだ。私たちはフットボールが死に絶えることがないよう、ダイナミズムを変えようと試みた。スーパーリーグは自由、自主管理のコンペティションであり、フットボールをより連帯させるべく、新たな構造を構築するものなんだよ。もちろん国内リーグに敬意を払いながらね」

「若者たちはフットボールから遠ざかっている。フットボールの未来は危うくなっているんだ。スーパーリーグの大会形式は、フットボールファンの要求に対してオープンとなっている」

「UEFAがスイス流のやり方でもって、チャンピオンズの不必要な試合を増やしたことは衝撃的だった。だからこそ、私たちはマドリーを本部として欧州12クラブによる組織を結成したんだ。UEFAのそれに対する悪辣なリアクションは、私たちが自由を取り戻す必要があることを証明していた。UEFAの会長がユヴェントスのような組織を侮辱するなど、あり得ないだろう? スーパーリーグに反対ならば何をしても許されるというのか。12クラブの内3クラブは、絶対に彼らと合意することがない。私たち3クラブは20もの欧州大会のトロフィーを保有しているんだよ。同様に、UEFAにはレアル・マドリーがどういう存在であるのかを思い知らせる必要がある」

ペレス会長のこの発言に、ソシオの代表者たちは喝采を浴びせ、「私たちがこそが欧州の王だ」とのチャントも歌われている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0