2024-25シーズン、レアル・マドリーが本拠地サンティアゴ・ベルナベウでプレーする際、選手たちのユニフォームはすぐ緑色に染まった。その理由は、塗料材にあったようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
先に全面改装工事を終えたベルナベウ。芝生は地下に格納できる仕組みとなったが、昨季は5回も芝を張り替えるなど、ピッチコンディションの維持に苦労を強いられた。そして今季は、一度でもスライディングをすれば選手の白いユニフォームが緑色に染まり、相変わらず劣悪なコンディションを塗料材で隠しているのではないかと指摘されることになった。
しかしながら『マルカ』によれば、今季のベルナベウはピッチコンディション自体に問題は抱えていないとのこと。地下格納式でコンディションを維持する仕組みについては、様々な試みを行い、満足のいく改良ができたようだ。
その一方で、今季から塗料材を使用しているのは事実とのことだが、それは単に見栄えの問題であるという。ベルナベウの芝生は格納のため複数のパネルに分かれるようになっており、その継ぎ目を目立たなくするなど、視覚的な観点から塗料材を使っている模様。それによってテレビ中継の規定も満たせるとのことだ。
使用する塗料材は人体にはまったく無害な成分で、各試合の開催前に撒かれ、4〜5時間は効果が続くそうだ。


