Real MadridGetty Images

レアル・マドリー、ベルナベウのエルチェ戦で劇的ドロー!終盤のモドリッチ&ミリトン弾で何とか追いつく

23日のラ・リーガ第22節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにエルチェを迎え、2-2のドローで試合を終えた。

マドリーが10人で劇的逆転勝利を飾ったコパ・デル・レイのエルチェ対マドリー(1-2)から中2日で行われるラ・リーガのマドリー対エルチェ。アンチェロッティ監督はコパで順次起用していったモドリッチ、クロース、カセミロの中盤3枚ほか、決勝弾決めたアザール、休ませたベンゼマのいずれも先発で起用し、いつも通り4-3-3のシステムを採用している。

パコ・ヘント氏追悼、スーペルコパお披露目の後にキックオフを迎えた試合は、コパ同様にマドリーがボールを保持してエルチェが堅守速攻で応戦する展開。中盤に黄金トリオを揃えたマドリーは、流動的に動く彼らのビルドアップからエルチェ陣地に押し入るもヴィニシウス、ベンゼマらが打ったシュートは精度を欠くか、GKバディアの好守に阻まれていく。

32分には、ペナルティーエリア内でヴィニシウスがパラシオスに倒されてPKを獲得。しかしながらキッカーのベンゼマが放ったシュートは、枠を外れてしまった。観客はうなだれるベンゼマに対して、励ましの喝采を送っている。

絶好機を逃したマドリーはその後も攻め続けたが、43分にエルチェに速攻を仕掛けられて失点。フィデルの精度の高いクロスからルーカス・ボジェにヘディングシュートを決められた。1点ビハインドを負ったマドリーはメンディ、さらに直接FKからクロースがゴールをうかがったが、バディアにファインセーブを連発されて0-1のまま試合を折り返した。

後半もマドリーが攻めあぐねる状況は変わらず。51分にはアザールがペナルティーエリア内でパラシオスと接触してPKが取られるものの、VAR介入後に取り消された。アンチェロッティ監督は57分、痛めた様子のベンゼマとの交代でヨヴィッチを投入。さらに63分にはクロースを下げてロドリゴもピッチに立たせ、システムを4-4-2に変更した。

ヨヴィッチ&アザールの2トップにヴィニシウス&ロドリゴの両翼と、マドリーは4トップ気味の布陣でエルチェを攻め立てる。が、72分にヴィニシウスのシュートが右ポストに直撃するなど、同点にはあと一歩及ばない。そして76分、L・ボジェのお膳立てからペラ・ミジャにゴールを決められ、同点までには2点が必要となってしまった。

アンチェロッティ監督はルーカス・バスケスとアザールを下げてバルベルデとイスコを投入。すると81分、マドリーはP・ミジャのハンドによって再びPKを獲得し、モドリッチがこれを決め切り再び1点差に詰め寄る。このゴールでベルナベウの応援に火がつき、マドリーの選手たちは背中を押されるように攻勢をさらに強めた。

そしてアディショナルタイム2分、マドリーはヴィニシウスのクロスからミリトンがヘディングシュートを決め切って、ついにスコアをタイに戻す。選手たちが急いでハーフウェーラインまで戻るなど、マドリーは逆転も目指したものの、結局エルチェと勝ち点1を分け合っている。

土壇場で敗戦を回避したラ・リーガ首位マドリーは前日にセルタと引き分けた2位セビージャとの勝ち点4差を維持した。

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