Karim BenzemaGetty Images

レアル・マドリー、2季ぶりラ・リーガVへ視界良好!ビルバオ撃破で2位アトレティコに勝ち点7差つける

レアル・マドリーは12月1日にラ・リーガ第9節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦に臨み、1-0の勝利を収めている。

12月22日までの32日間で9試合、平均して3.5日に1試合を戦う超過密日程に取り組んでいるレアル・マドリー。ここまでのグラナダ、シェリフ、セビージャ戦はすべて全勝しているが、今日のアスレティック戦、その後にレアル・ソシエダ戦、インテル戦、アトレティコ・マドリー戦と、このエベレストはここから頂へと向かっていく。

アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ、メンディ、MFカセミロ、モドリッチ、クロース、FWアセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウスを先発で起用。前試合セビージャ戦からはカルバハルをルーカス・バスケスに代えたのみで、そのほか2戦連続のアセンシオ以外の全員が3戦連続でスタメンを張っている。

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前半、マドリーは立ち上がりからボールを保持して敵陣に攻め込んだ。が、4-4-2でソリッドな守備ブロックを形成するアスレティックを前に、なかなか明確な決定機を迎えることはできない。その中でベンゼマは、角度が厳しいながら2度ほどフィニッシュまで持ち込んだが、どちらもGKウナイ・シモンの好守に阻まれてる。

20分を過ぎると、マドリーの攻撃のインテンシティーが落ち始め、アスレティックがイニャキ・ウィリアムスの速さを生かしたカウンターからチャンスを手にしていく。が、こちらの決定機はマドリーのものより明確でありながら、クルトワがもはや通常運転レベルと言える好セーブ連発によって失点を防いだ。

苦戦するマドリーはクロースを中心としたミドルレンジのシュートからアスレティックを揺さぶっていき、40分に待望の先制点を獲得する。アセンシオが右足で放ったミドルをU・シモンが弾き、このボールがモドリッチのに当たってベンゼマのもとへ。フランス代表FWは簡単にボールを枠内にボールを押し込んだ。

ベンゼマはこれが今季ラ・リーガ12得点目。ベルナベウはこのゴールの直後、数年前クリスティアーノ・ロナウドにそうしたように「カリム、バロン・デ・オロ(バロンドール)! バロン・デ・オーロ!」と歌い、今年のバロンドールで4位に終わった我らがエースを称えていた。

後半はアスレティックがボールを保持して、マドリーは速攻から追加点を狙うことに。アスレティックは60分、途中出場のデ・マルコスがペナルティーエリア内からシュートを放ったが、これはゴール目前でL・バスケスのクリアに遭った。対して、アスレティックに押されている状況を受けたアンチェロッティ監督は、64分にアセンシオをロドリゴに代え、また70分にはモドリッチとの交代でバルベルデも投入。しかし、その後も自陣で守勢に回る展開は変わらず、80分にはクロースとL・バスケスをカマヴィンガとナチョに代えている。

マドリーは終盤になってもアスレティックに押し込まれ続け、観客はやきもきすることになったが、最後まで必死の守備を見せ続けて1点差を維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。ラ・リーガ5連勝(公式戦7連勝)のマドリーは勝ち点を36として、2位アトレティコ・マドリー(1試合未消化)に暫定ながら勝ち点7差をつけている。独走とまでは言えないが、2シーズンぶりの優勝に向けて視界良好といった具合だ。

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