レアル・マドリーは28日にラ・リーガ第15節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、ジュレン・ロペテギ監督率いるチームに対する警戒感を表している。
「とても厳しい要求を課される試合だ。対戦相手は組織がしっかりとしていて、素晴らしいクオリティーを持つチームだからね。最高の自分たちを引き出さなくてはならないが、私はそうできると思っている。チームは良い調子にあるんだ」
22日間で7試合に臨む超過密日程の真っ只中にあるレアル・マドリーだが、アンチェロッティ監督は選手に疲労がない限りローテーションを行う考えはないようだ。
「各試合の前に見積もりは立てるが、うまくいっていることを変えたいとは思わない。選手が疲れていないならば、違う選手と代えることはしないよ。3~4月まではまだまだ時間があるし、私は最高のスタメンを使いたいと思っている。もし調子が良くない選手がいれば、それは代えさえてもらうがね。しかし疲労がない選手を下げようとは思わないよ」
イタリア人指揮官はまた、MFガレス・ベイルの代理人バーネット氏が「(ベイルはファンの意見を)気にしていないし、気にする必要もない。彼らはギャレス・ベイルに嫌な思いをさせていると思う」と発言していたことにも触れている。
「その記事は読んだよ。個人的に知らない人物の言葉だね。私が思うに、ベイルはサポーターをリスペクトし、サポーターは彼のことをリスペクトしている。ベルナベウの観客は彼一人だけに対して指笛を吹いているわけではないよ」
ベルナベウは2022年末に全面改装の工事が終了するが、生まれ変わった同スタジアムでFWキリアン・エンバペとFWアーリング・ハーランドの2選手が共演しているかを問われたアンチェロッティ監督は、茶目っ気たっぷりな返答をしている。
「新スタジアムにはアンチェロッティがいることを想像しているよ。ほかの名前を混ぜることはしたくないな。新スタジアムの監督は、どうかカルロであってほしいね(笑)」




