Eden Hazard Real Madrid vs Cadiz La Liga 2021-22Getty Images

地獄の7連戦全勝後、新型コロナに襲われたレアル・マドリー…カディスと引き分け連勝が10でストップ

19日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのカディス戦をスコアレスドローで終えた。

22日間で7試合という超過密日程を全勝で終えたマドリーだが、今度は新型コロナウイルスの猛威に襲われることに。モドリッチ、アセンシオ、マルセロ、ルニン、ロドリゴ、ベイルに陽性反応が出たほか、イスコ、マリアーノに加えてカルバハルが負傷で欠場と、またも野戦病院と化してしまった。

その代わりにチャンスを与えられたのが、アザールだ。アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ、メンディ、MFバルベルデ、カセミロ、クロース、FWベンゼマ、ヴィニシウス、そしてアザールをスタメンで起用。ベルギー代表MFがラ・リーガで先発出場するのは、ちょうど3カ月前の9月19日のバレンシア戦以来となっている。

そうしてキックオフを迎えた試合は、予想通りマドリーがボールを保持して攻め込み、カディスが堅守速攻で対応する展開。ラ・リーガ1部昇格後初めてベルナベウのピッチに立ったカディスは(これまではディ・ステファノでプレー)、自慢の堅守によって中央からの攻撃を跳ね返し続け、モドリッチがおらずアザールも相変わらず違いを生み出せないマドリーはミドルレンジからのフィニッシュに終始することになった。一番惜しかった場面は、23分にバルベルデが放ったミドルシュートだったが、これはGKレデスマに弾かれている。

後半も、マドリーがカディスの堅守(6-3-1のような守備ブロックを形成)を前にゴールを奪えない状況は変わらず。しかしミドルシュートに頼り続けていた前半と比べて、ベンゼマ、アザール、ヴィニシウスの流れるような連係があるなど、前半よりも観客を盛り上げていく。アンチェロッティ監督は70分に1枚目の交代カードを切り、バルベルデを下げてヨビッチを投入。前線にアザール、ヨビッチ、ベンゼマ、ヴィニシウスを並べる攻撃的布陣で先制点を目指した。

しかし、その後もどれだけ惜しい場面があっても、マドリーはレデスマの牙城を崩すことはできない。アンチェロッティ監督は82分にメンディをナチョと交代。だが終盤もカディスがペナルティーエリア内につくった足の森を突破することはかなわず、スコアレスのまま試合終了のホイッスルを耳にすることになった。公式戦連勝が10でストップしたマドリーは、勝ち点を43までしか伸ばせず。前日にアトレティコ・マドリーを下した2位セビージャ(1試合未勝利)に勝ち点差を6に縮められている。

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