レアル・マドリーは5日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループF第5節、アウェーでのRBライプツィヒ戦に臨み、2-3で敗れた。
ここまでの成績14勝2分けと、無敗のまま進み続けてきた今季のレアル・マドリー。CLグループステージは前節でベスト16進出を決めており、あと勝ち点1を獲得すれば首位通過も確定させることが可能だ。
フィジカルの問題によってベンゼマ、モドリッチ、バルベルデを欠いたアンチェロッティ監督は、GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、ナチョ、リュディガー、MFチュアメニ、クロース、カマヴィンガ、FWアセンシオ、ロドリゴ、ヴィニシウスを先発で起用。アセンシオはこれが今季初スタメンとなった。
マドリーは前半、今季における最低レベルのパフォーマンスを披露。インテンシティーの低さもあってRBライプツィヒにウィークポイントを突かれ、20分も経たない内に2点を決められた。
ライプツィヒが先制したのは13分のこと。CKからアンドレ・シウバが合わせたボールはクルトワに片手で弾かれたものの、バルディオルがこぼれ球を押し込んだ。さらに18分にはCKの流れからペナルティーエリア内にこぼれたボールをヌクンクが拾い、強烈な左足のシュートを突き刺している。
アンチェロッティ監督はクロースのポジショニング修正や、左サイドバックのリュディガーとセンターバックのナチョのポジションを交換するなどして、チームのパフォーマンスを上向かせる。そして前半終了間際の44分に1点を返した。右サイドでボールを受けたアセンシオが、急加速のドリブルで縦に抜けて右足のクロス。ヴィニシウスがこのボールに頭で合わせ、ネットを揺らしている。
後半、マドリーは攻守が激しく切り替わる殴り合い上等の展開で同点を目指したが、明確な決定機を手にするまでには至らない。アンチェロッティ監督は68分に最初の交代カードを切り、ナチョ、ルーカス・バスケスを下げてカルバハル、アラバを投入。また76分にはクロースをアザールに代えた。
80分、マドリーはヴィニシウス、アザール、アセンシオの連係から、最後にヴィニシウスがペナルティーエリア内でシュートを放ったものの、これは枠の左に外れる。するとその1分後、RBライプツィヒが速攻から勝負を決める3点目を記録した。シマカンが右サイドを突破してグラウンダーのクロスを送り、ファーに走り込んだヴェルナーがこれを押し込んでいる。
マドリーは終盤、ロドリゴがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得し、ロドリゴ自身がこれを決め切り1点差に迫る。が、同点までは届かず、今季17試合目にして初の黒星を喫することになった。グループFの順位は首位マドリー(勝ち点10)、2位RBライプツィヒ(勝ち点9)、3位シャフタール・ドネツク(勝ち点6)、4位セルティック(勝ち点2)となっている。




