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レアル・マドリー、ラス・パルマスの先制許すもヴィニシウス&チュアメニ弾でスコアをひっくり返す!今季31試合で10回目の逆転勝利

27日のラ・リーガ第22節、レアル・マドリーは敵地エスタディオ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦に2-1で勝利した。

劇的勝利を収めた前節アルメリア戦(3-2)で、VARが介入した三つの判定すべてが自分たちにとって優位に働き、レフェリング騒動の中心となったレアル・マドリー。そうした中で迎えたこのラス・パルマス戦、累積警告によってエースのベリンガムを欠いたアンチェロッティ監督は、GKルニン、DFカルバハル、リュディガー、ナチョ、フラン・ガルシア、MFセバージョス、カマヴィンガ、クロース、ブラヒム、FWロドリゴ、ヴィニシウスをスタメンで起用している。

前半、黄色いユニフォームがスタンドを埋め尽くすスタジアムでレアル・マドリーは苦戦を喫する。ジローナに次ぐ今季ラ・リーガのサプライズチーム、ピミエンタ監督(元バルセロナB指揮官)率いるラス・パルマスは、後方からボールをつなぐ自分たちのスタイルを貫いて勝利を狙った。33分には惜しくもカルドナが惜しくも枠を外れるシュートを放ち、観客の叫び声を誘っている。

ベリンガム不在のレアル・マドリーはプレーリズムが低く、連係もチグハグなところがあり、ラス・パルマスの守りを崩すことができない(前半の惜しい場面はほとんどがセットプレーからだった)。そして後半開始から8分後、レアル・マドリー相手にもまったく劣勢を感じさせないラス・パルマスが先制点を決めた。右サイドを突破したサンドロのグラウンダーのクロスから、ハビ・ムニョスが右足のシュートでルニンを破っている。アンチェロッティ監督は59分、セバジョスとブラヒムをバルベルデとホセルに代えた。

選手交代も敢行したレアル・マドリーは、いつもビハインドを負ってから発揮する、あの強烈な攻勢をすかさず披露。65分には同点ゴールを決めた。カマヴィンガの浮き球のパスからヴィニシウスがペナルティーエリア内左に侵入すると、左足で巧みにボールを落とし、同じく左足で、流れるような動作からシュートを放ってネットを揺らしている。

スコアをタイに戻したアンチェロッティ監督は81分、カマヴィンガとロドリゴを下げてチュアメニとアルダ・ギュレルを投入。すると84分、チュアメニがすぐさま結果を残した。フランス代表MFは、クロースの右CKから勢いよくゴール前に飛び出し、ヘディングシュートを決めている。なおマドリーのセットプレーからの得点は今季ラ・リーガ8点目で、リーグトップの数字だ。

ついに逆転したレアル・マドリーはラス・パルマスにボールを保持されたが、2失点目を許すことはなく、1点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えた。勝ち点を54としたマドリー(1試合未消化)は、翌日にセルタ戦を控えるジローナに勝ち点2差をつけて首位に位置している。

なおレアル・マドリーの逆転勝利は、今季31試合で10回目のことだった。

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