BenzemaGetty Images

レアル・マドリー、マジョルカに3発快勝でラ・リーガ首位独走!久保建英は果敢なプレー見せてイエローカード2枚誘発

14日にラ・リーガ第28節マジョルカ対レアル・マドリーが行われ、3-0でマドリーが勝利を果たした。マジョルカMF久保建英は先発出場して、78分にイ・ガンインとの交代でピッチから下がっている。

久保にとっては、アピールすべき保有元との一戦。4-4-2のシステムを採用したルイス・ガルシア・プラサ監督は、そんな日本代表MFをヴィニシウスやメンディと相対させないためか普段の右サイドではなく左サイドで起用している。

試合は予想通りにマドリーがボールを保持して攻め込み、マジョルカが堅守から速攻を仕掛ける展開。久保は序盤、ドリブル突破を狙うなど積極果敢なプレーを見せ、マドリー守備陣がファウルで倒す対象となった。17分にはバルベルデとの激しい接触でピッチに倒れ込み、ウルグアイ代表MFに対する警告を誘発。その直後に迎えたフリーキックでは、サインプレーによる横パスをペナルティーエリア手前で受けて左足ダイレクトでボールを叩いたものの、これは威力なく枠も捉えられなかった。

マジョルカはその後もマドリーの攻撃を防ぎ続ける。良くも悪くも主役となっていたのは、マフェオ。対面するヴィニシウスをマンマークで追い続けて、ブラジル人FWと一触即発のような雰囲気をつくっていた右サイドバックは、35分の攻撃参加では右ポストに当たるシュートまで放った。試合はスコアレスのまま折り返しを迎える。

後半はマドリーが攻勢を強めて、マジョルカ陣地で一方的に試合を進める。久保は52分に速攻からドリブル突破を仕掛けたが、これはルーカス・バスケスにファウル覚悟で止められた。マドリーの17番は久保にイエローカードを誘発された2人目の選手となった。

そして55分、マドリーがハイプレスから先制点を決める。バルベルデのプレッシャーにババがゴール近くでボールをこぼすと、それを拾ったベンゼマがすかさず前方のヴィニシウスにスルーパス。ペナルティーエリア内でボールを受けたブラジル人FWは、GKセルヒオ・リコの股を抜くシュートでネットを揺らした。

先制したアンチェロッティ監督はカセミロ、バルベルデを下げてモドリッチ、カマヴィンガを投入。さらに70分にはライージョに強烈なタックルを浴びせられたロドリゴの代わりにアセンシオ、さらにL・バスケスとの交代でカルバハルもピッチに立たせた。

そして、次にスコアを動かしたのもマドリーだった。75分、ペナルティーエリア内でベンゼマのお膳立てを受けたヴィニシウスがブライアン・オリバンに倒されてPKを獲得。ベンゼマがキッカーを務めて、冷静にシュートを決め切った。

2点ビハインドを負ったルイス・ガルシア監督は78分に3〜4枚目の交代カードを切り、そこで久保も下げてイ・ガンインを投入した。しかし、その後もマドリーが優勢な状況は変わらず、82分にはショートコーナーからマルセロ(負傷したメンディとの交代で出場)がクロスを送り、ベンゼマがヘディングシュートでこの2試合2点目を記録(公式戦得点数を32に伸ばして2011-12シーズンの自己記録に並ぶ)。だがベンゼマはその後に足を痛めてしまいプレー続行不可能に。マドリーはロドリゴ、メンディ、そしてベンゼマが負傷と、次節クラシコに向けて暗雲が立ち込めている。

試合終了間際は、交代枠を使い切っていたために10人となったマドリーをマジョルカが攻め込んだが、結局一矢報いることもできず試合終了のホイッスルが吹かれている。4連勝の首位マドリーは勝ち点を66として、同節引き分けた2位セビージャとの差を10まで広げた。5連敗のマジョルカは降格圏18位カディスと勝ち点2差で16位につけている。

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