Toni KroosGetty Images

クロースが考えるレアル・マドリーの問題は…「一枚岩で守るという感覚を得られていない。だから苦しんでいるんだ」

元ドイツ代表MFトニ・クロース(35)が、古巣レアル・マドリーの問題について言及している。

昨季メジャータイトルを獲得を逃し、さらにクラブ・ワールドカップでは準決勝パリ・サンジェルマン戦で0-4の惨敗を喫したレアル・マドリー。2024-25シーズン終了後に現役を引退したクロース氏は、兄弟で配信しているポッドキャスト番組“Einfach mal Luppen”において、マドリーが抱えている問題として守備意識の欠如を挙げた。

クロース氏によれば、何より重要であるのは「一枚岩で守っているという感覚」であるという。

「一枚岩で守っているという感覚を手にすることは、チームに多くのものをもたらす。ボールを奪ったとき、もっとエネルギーをみなぎらせることができるんだ」

「一枚岩で守っているという感覚を持てないときには、常にボールを追いかけているとか、これ以上プレッシングをかけられないとか、後退して守ることもできないとか感じてしまう。そうすることに慣れていないためにね。だから昨季の彼らはあれだけ苦しむことになったんだ」

クロース氏はその一方で、シャビ・アロンソ新監督のもとで出場機会を増やすMFアルダ・ギュレルについても言及。ギュレルは先に「監督は僕に10番の役割を求めている」と発言していたが、クロースは10番としてプレーできる才能を持つ選手は、たとえデュエルで負けることがあったとしても許されるべきと語った。

「彼みたいにライン間でプレーできる選手ついては、たとえデュエルに負けることがあるとしても、僕は目を瞑るべきだと思う。重要なのは明確な役割を担い、守備でもしっかり努力してくれることだ」

「ギュレルはチームにフットボールを与えられる選手だ。昨季、選手としてずいぶん仕上がったけど、フィジカル面でも進化を果たしているね」

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