レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、クラブに対してイングランド代表FWハリー・ケインの契約を望んだようだ。
今季はコパ・デル・レイ優勝を達成したが、ラ・リーガとチャンピオンズリーグではタイトルを逃したレアル・マドリー。さらにカリム・ベンゼマの去就が不透明と伝えられている他、エデン・アザールやマルコ・アセンシオ、マリアーノらの退団も続々と決定しており、今夏の移籍市場で攻撃陣の補強に動く可能性が浮上している。
そして『The Athletic』によると、レアル・マドリーは1日にフロレンティーノ・ペレス会長、ホセ・アンヘル・サンチェスGM、さらにアンチェロッティ監督が参加して夏のクラブ強化について話し合った模様。その場で、指揮官はケインの補強を求めたようだ。理事会は、「実現は困難だが努力する」と答えたと伝えている。
今夏の去就に大きな注目の集まるケイン。『The Athletic』は以前からマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せていることを伝えているが、トッテナムのダニエル・レヴィ会長が売却を許可するかは現時点で不明だという。しかし、ケインの現行契約は来シーズン限りで満了に。そのため契約延長に合意しなければ、来夏にはフリーで失う恐れもあるようだ。
なお1日に会議では、ベンゼマの将来についても確認されたという。サウジアラビアから超高額オファーを受けていることが伝えられたが、本人が意思を明確にすることを待っている状況のようだ。また、同じくイングランド代表MFジュード・ベリンガムについても話し合われ、ドルトムントとの交渉は順調に進んでいると報告されたという。
さらに同メディアは、フラン・ガルシア(ラージョ)を500万ユーロで買い戻すこと、レンタル中のブラヒム・ディアス(ミラン)を来季復帰させること、ホセル(エスパニョール)の獲得に動く可能性が高いことなども伝えた。今後の動向に注目だ。




