レアル・マドリーMFイスコは、やはり今季限りで同クラブを離れることになるのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。
昨季、ジネディーヌ・ジダン監督のもとで出場機会に恵まれなかったイスコ。今季よりチームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、就任直後こそ同選手の練習に取り組む姿勢を称賛し、開幕3試合の内2試合で先発させたものの、それ以降は起用を控えるようになった。
イスコが最後に出場した試合は、9分間ピッチに立った9月25日のビジャレアル戦。10月の大半は背中の痛みによって起用不可能となっていたが、再び招集されるようになったエルチェ戦、ラージョ・バジェカーノ戦で、アンチェロッティ監督は彼をベンチに置き続けた。またチャンピオンズリーグのグループ第4節までも出場時間は0分となっている(ケガによる不出場はアウェーでのシャフタール・ドネツク戦のみ)。
イスコが抱える問題の一つは、中盤の選手層の厚さにある。今季のレアル・マドリーはMFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチ、MFカセミロ、MFフェデ・バルベルデのほか、MFエドゥアルド・カマヴィンガが加入。さらに昨季まではウィングだったMFマルコ・アセンシオもインサイドハーフとして起用され、イスコより起用の優先順位が低いのはMFダニ・セバジョスただ一人となっている。
『マルカ』はこうした状況により、今季限りでレアル・マドリーと契約切れとなるイスコが、間違いなく退団に近づいているとの見解を示している。


