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レアル・マドリー、生死をかけたボルシアMGとの“決勝戦”に完勝!逆転でCLグループステージ首位通過を果たす

9日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループB最終節、レアル・マドリーはホームのアルフレド・ディ・ステファノでのボルシア・メンヒェングラートバッハ戦を2-0で制し、首位での決勝トーナメント進出を果たしている。

引き分け以下でクラブ史上初のCLグループステージ敗退を喫する可能性があるという一つの決勝に臨むことになったマドリー。ジダン監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ヴァラン、S・ラモス(負傷明け)、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウスをスタメンとしてて、いつもの4-3-3システムを採用した。なおモドリッチ、カセミロ、クロースの同時起用は、今季CLでは初のこととなる。

今季は強豪相手にしっかりと勝ち、自力で下回るとされるチーム相手につまずいてきたマドリーだが、やはり決勝戦の類では尋常ならざる集中力と強さを発揮する。立ち上がりからモドリッチを中心とした攻撃によってボルシアMGを押し込み、ボールを奪われるとハイプレスでそれをすぐに奪い返していった。そうして先制に成功したのは9分のこと。ショートカウンターからルーカス・バスケスがクロスを放つと、ベンゼマが頭で合わせてネットを揺らした。

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マドリーはその後も、モドリッチの衰えを感じさせない精力的かつ技巧的なゲームメイクでもって主導権を握り続ける。24分には恐れていた速攻からプレアにペナルティーエリア内に侵入されたが、シュートは枠を外れて事なきを得た。そして32分、マドリーは再びベンゼマがゴール。この試合がマドリーでの527試合目となり、ロベルト・カルロス氏が保持する外国人選手の最多出場記録に並んだフランス人FWは、ロドリゴの精度の高いクロスから再度ヘディングシュートを沈めている。

後半、マドリーはインテンシティーを落とすことなく優位に試合を進めていく。だがクロースのミドルレンジからのループ、ロドリゴのグラウンダーのシュート、セットプレーからのS・ラモスのヘッド弾など、次々に迎えていく決定機を決め切ることができない。ジダン監督は74分に交代カードを切り、ロドリゴ&ヴィニシウスをアセンシオ&アリバスに代えた。

L・バスケスのシュートがポストに弾かれるなど、マドリーは終盤に入っても3点目を決めることができなかったが、しかしベンゼマやモドリッチらの技術を活かした抜群のボール回しでもってボルシアM Gに容易く反撃の機会を与えず、2点リードを維持する形で試合終了のホイッスルを迎えた。

グループBのもう一戦、インテル対シャフタール・ドネツクはスコアレスドローで終了。この結果、同グループの順位は首位マドリー(勝ち点10)、2位ボルシアMG(勝ち点8)、3位シャフタール・ドネツク(勝ち点8)、インテル(勝ち点6)となり、インテルが最下位でのグループステージ敗退という屈辱を味わった。反対に第5節終了時点で3位に位置していたマドリーは、史上初のCLグループステージ敗退でジダン監督が解任される可能性もあったが、土壇場や決勝での強さをまたも発揮して、逆転で首位通過を果たしている。

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