real madridGetty Images

レアル・マドリー、今季初黒星から立ち上がれず!ジローナと引き分けて2位バルセロナとの勝ち点差はわずか1に

30日のラ・リーガ第12節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのジローナ戦を1-1のドローで終えた。

ミッドウィーク、RBライプツィヒに敗れて今季公式戦の無敗記録が16試合で途絶えたマドリー。ここまでの成績が10勝1分けといまだ無敗のラ・リーガでは、2位バルセロナが勝ち点3差で迫っているために好調を維持したいところである。コンディション不良のベンゼマほか、試合直前に筋肉系の問題を抱えたチュアメニも欠くことになったアンチェロッティ監督は、GKクルトワ、DFカルバハル、リュディガー、アラバ、メンディ、MFモドリッチ、カマヴィンガ、クロース、FWバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスを先発で起用している。

前半、マドリーは苦戦。ボールを保持してジローナ陣地で試合を進めるが、極めてコンパクトに敷かれた4-5-1ブロックを前にミドル以外の攻撃の手段を持てなかった。最も惜しかった場面は24分、ペナルティーエリア内のバルベルデがジローナ守備陣を引き寄せてバックパスを出し、ロドリゴが強烈なシュートを打ったものの、これは右ポストに当たっている。

そして時間が経つに連れてジローナもボールを保持するようになり(マドリーのカウンターを警戒して攻撃にそこまで力を入れなかったが)、39分に前半一番の決定機を生み出す。バレリがカルバハルとの競り合いを制してペナルティーエリア内左に侵入。折り返したボールをエレーラが叩いたが、これはクロスバーを直撃した。前半はスコアレスで終了する。

後半もマドリーが攻めあぐねる状況は変わらない。前半から存在感のないヴィニシウスが感情的になって相手とぶつかる場面があるなど、フラストレーションが目に見え始めた。アンチェロッティ監督は61分に最初の交代カードを切り、カマヴィンガを下げてアセンシオを投入する。

明確なチャンスを手にできないまま試合を進めるマドリーだったが70分、ついにベルナベウに歓喜をもたらした。ペナルティーエリア内右、カルバハルのパスを受けたバルベルデがグラウンダーのクロスを送り、ファーでフリーとなっていたヴィニシウスがこれを押し込んだ。ヴィニシウスは公式戦9得点目(ラ・リーガ6得点目)。

先制したマドリーは、前に出ざるを得なくなったジローナ相手に得意の速攻を仕掛けてゴールを積み重ねる……そう思われたが、起きたことは逆だった。79分、ダビド・ロペスのシュートがアセンシオのハンドを誘発したとして、VAR介入の結果ジローナがPKを獲得(アセンシオのハンドはボールが胸に当たってから手に触れており、極めて厳しい判定だった)。キッカーのストゥアニがこれを決め切って、スコアは1-1となった(ストゥアニはマドリー戦で通算7得点目!)。

アンチェロッティ監督は86分、バルベルデ、メンディを下げてマリアーノ、ミリトンをピッチに立たせる。しかし91分にはジローナのカウンターを阻止しようとしたクロースが2枚目のイエローカードで退場となり、数的不利に。10人のマドリーは結局勝ち越し点までは決められず、RBライプツィヒ戦に続き勝利を逃している。

ラ・リーガの成績を10勝2分けとした首位マドリーは、前日にバレンシアを下した2位バルセロナに勝ち点を1差まで縮められている。

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