レアル・マドリーは8日にラ・リーガ第8節、敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦に臨み、1-0で勝利した。
前節オサスナ戦を1-1のドローで終え、得失点の差ではあるがバルセロナに首位の座を譲ってしまったマドリー。次節にクラシコを控えていることもあって、このヘタフェとのダービーで勝利を取り戻したいところだ。アンチェロッティ監督はGKルニン、DFカルバハル、ミリトン、リュディガー、アラバ、MFモドリッチ、チュアメニ、カマヴィンガ、FWバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスをスタメンで起用している。
マドリーはキックオフから3分後、セットプレーから幸先よく先制に成功する。モドリッチの右CKから、ニアサイドに走り込んだミリトンがヘディングシュートでネットを揺らした。
マドリーはリードを得た後にも試合を支配。モドリッチを中心に攻撃を展開し、5バックのヘタフェを切り崩そうと試みる。対するヘタフェは、ミリトンが大きな壁として立ちはだかったことで反撃の糸口をほぼ見つけられず、アレニャーがプレーに絡んだときにのみ少し可能性を感じさせた。マドリーは41分、ペナルティーエリア内でヴィニシウスがミジャに倒されてPKを獲得。だがVARが介入した結果、その直前にヴィニシウスの操るボールがタッチラインを割っていたために、判定は取り消されている。
後半もマドリーがボールを保持して、ヘタフェが堅守速攻で同点のチャンスを窺う状況は変わらず。なかなか追加点を決められないマドリーは、57分にはバルベルデのお膳立てからロドリゴがネットを揺らしたものの、これはオフサイドでスコアに反映されなかった。
マドリーはその後もポゼッションを続けたが、2点目は遠いまま。アンチェロッティ監督は83分に交代カードを切りミリトン&カマヴィンガを下げてナチョ&アセンシオを投入。また89分にはロドリゴの代わりにマリアーノもピッチに立たせた。
後半アディショナルタイムもマドリーは2点目を決められず、しかしヘタフェの同点弾も許すことなく、虎の子の1点を守り切る形で試合終了のホイッスルを迎えている。ラ・リーガ2試合ぶり勝利のマドリーは、翌日にセルタ戦を控えるバルセロナに勝ち点3をつけて、暫定で首位に浮上している。




