11日にクラブ・ワールドカップ決勝アル・ヒラル戦に5-3で勝利し、通算8度目の世界王者に輝いたレアル・マドリー。フロレンティーノ・ペレス会長は、自身の模範である故サンティアゴ・ベルナベウ元会長のタイトル獲得記録に並んでいる。
2000〜2006年に第一次政権、そして2009年から現在まで第二次政権を敷くペレス会長にとって、今回のクラブW杯優勝は31回目のタイトル獲得(フットボール部門のみ)。これで1943年から1978年にマドリー会長を務めたベルナベウ元会長の記録に並んでいる。ベルナベウ氏は故アフルレド・ディ・ステファノら世界的名選手を獲得していくスターシステムの構築、現本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウの建設など、マドリーがFIFAより“20世紀最高のクラブ”に選出された礎を築いた会長であり、ペレス会長がその背中を追い続けてきた人物だ。
ペレス会長はアル・ヒラル戦後、クラブW杯優勝の価値、そしてマドリーが飽くなき意欲を強調している。
「クラブW杯を勝ち取るためには、チャンピオンズリーグで優勝しなければならない。世界中の人々が知っているように、レアル・マドリーとチャンピオンズは愛情深い関係を築いている。これはその褒賞だよ」
「私にとって6回目の世界一? 簡単なことではなかった。そのためにはチャンピオンズを6回優勝する必要があったのだから」
「進み続けよう。マドリーにとってはあらゆるタイトルが、その次のタイトル獲得の出発点なのだから」
「モロッコでもマドリーは大歓迎だった? 私は世界中でそうした熱狂を目にしてきた。マドリーは世界的なセンチメントだ。それがレアル・マドリー伝説の偉大さなんだよ」




