Benzema Real MadridGetty Images

レアル・マドリー、エルチェを4発撃破で首位バルセロナとの勝ち点8差を維持!ベンゼマ2ゴールで得点王レヴァンドフスキに3点差まで迫る

レアル・マドリーは15日にラ・リーガ第21節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのエルチェ戦に臨み、4-0の勝利を飾った。

レアル・マドリーがクラブ・ワールドカップ(W杯)に参加していたため、ミッドウィークに開催されることになった同カード。クルトワ、メンディ、アザールを負傷、クロースを胃腸炎、ヴィニシウスを出場停止で欠くアンチェロッティ監督はモドリッチ&チュアメニもベンチに置いてGKルニン、DFカルバハル、ミリトン、ナチョ、アラバ、MFバルベルデ、カマヴィンガ、セバジョス、FWアセンシオ、ベンゼマ、ロドリゴをスタメンで起用している。

首位バルセロナに暫定で勝ち点11差をつけられる状況のレアル・マドリーだったが、残留圏と勝ち点12差で最下位に沈むエルチェを相手にして前半から得点を重ねていった。

先制点を決めたのは8分のことだった。バルベルデがグンバウを引き連れながら右サイドに流れ、中央でスペースを得たアセンシオに横パス。前を向いてボールを受けた11番は、緩急あるドリブルでDF2枚をかわしてペナルティーエリアまで到達して、狙い澄ました左足グラウンダーのシュートを枠の左隅に沈めている。

レアル・マドリーは先制後も、組織守備でポカが目立つエルチェを相手に攻勢を仕掛け続ける。29分にはカルバハルのクロスからベンゼマがヘディングシュートを放ち、競り合ったロコの手にボールが当たってPKの判定。このPKをベンゼマ本人が決め切って加点した。また45分には、カマヴィンガが敵陣でボールを奪ってベンゼマ、ロドリゴとつなぎ、ロドリゴがペナルティーエリア内でディエゴ・ゴンサレスに倒されてPKを獲得。ベンゼマが再びPKを決め切っている。

ベンゼマは今季ラ・リーガ得点数を11に伸ばして、得点ランクではエスパニョールのホセルと並んで2位に。1位レヴァンドフスキには3点差まで迫っている。また公式戦得点数は16として、ヴィニシウスと並んでチーム内得点王となった。

後半もレアル・マドリーは圧倒的にペースを握る。とりわけ印象的なプレーを見せていたのは、ロドリゴ。ヴィニシウス不在により、得意としてきた左サイドでプレーする権利を得た22歳FWは、タッチライン際では技術を生かしたドリブル突破、ペナルティーエリア内ではラストパス、シュートと存在感を示していった。

アンチェロッティ監督は68分に交代カードを切り、カルバハル、セバジョス、バルベルデ、チュアメニを下げてオドリオソラ、チュアメニ、モドリッチを投入。レアル・マドリーとの契約延長が不透明になったと報道されたモドリッチは、万雷の拍手でもって迎えられた。イタリア人指揮官はさらに77分、今度はベンゼマとの交代でマリアーノも投入したが、ベンゼマは拍手を受けながらベンチに下がり、マリアーノは若干のブーイングが浴びせられている。

そして80分、レアル・マドリーが4点目を獲得。ペナルティーアークでカマヴィンガの横パスを受けたモドリッチが、右足から豪快なシュートを放ち、ボールを枠内左に突き刺した。モドリッチはこのゴールに咄嗟にガッツポーズをして、その後に観客、チームメートから祝福を受けている。

アンチェロッティ監督はこのゴールの直後、アセンシオをアリバスに代える。レアル・マドリーはその後もエルチェを攻め立てながら、試合終了のホイッスルまでを過ごした。2試合ぶり勝利の同チームは、勝ち点を48として首位バルセロナとの勝ち点8差を維持している。

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