レアル・マドリーは5日のクラブワールドカップ準々決勝ボルシア・ドルトムント戦に3-2で勝利した。GKティボ・クルトワは、試合終了間際の好セーブで同点に追いつかれることを防ぎ、チームに貢献したことへの満足感を表している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
前半にFWゴンサロ・ガルシア、DFフラン・ガルシアがゴールを決めたマドリーは、その後も試合をコントロールし続けたが、後半ATに集中力が途切れた。92分にFWマクシミリアン・バイアーのゴールを許し、その2分後にはFWキリアン・エンバペの大会初得点を決めるものの、98分にDFディーン・ハウセンのPK献上からFWセール・ギラシにもネットを揺らされて再度1点差に詰め寄られる。その後もドルトムントに押し込まれたマドリーだったが、MFマルセル・ザビッツァーの1点もののシュートをGKティボ・クルトワが防ぎ、何とかリードを守り切った。
試合後、ミックスゾーンに姿を現したクルトワは、最後に見せた超絶セーブについて、次のように振り返っている。
「僕はただ、チームを助けようとしているだけだ。最後のセーブもそうだよ。10人対11人となっていたし、もう何時間もプレーしたくなかったから、あのボールに届くよう全力をこめた。何とか手で触れることができたね」
「満足はしているさ。でも2-0だったし、ああした場面を迎える必要はなかったと思っている。まあ、そうなってしまっということだね」
「2-0で試合終了まで5〜6分となり、暑さの影響もあって気を緩め過ぎたんだと思う。勝っていても1〜2分あれば試合はクレイジーなものになる。それがフットボールなんだよ。舞台がワールドカップだとしたら、勝負は数秒で決まってしまうものなんだ」
クルトワはその一方で、シャビ・アロンソ監督とカルロ・アンチェロッティ現監督との違いについても語った。
「異なった二つのスタイルだね。カルロは僕たちに多くのものをもたらしてくれた」
「2人のフットボールは異なるものだ。シャビの方がより現代的で、一人ひとりが自分のポジションを持ち、もっとチームとしてプレーしている。個人主義的な要素は少なくなっているね」
「でもチームとして良いプレーを見せられれば、個人も同様に良いプレーを見せられる。だから今のような形でプレッシングと攻撃を仕掛けているんだよ」






