benzema vinicis real madridGetty Images

レアル・マドリーが欧州王者の強さを誇示!ベンゼマ&アセンシオ弾でチェルシーに完勝…CLベスト4に近づく

12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグ、レアル・マドリー対チェルシーは2-0でマドリーの勝利に終わっている。

CLベスト4の座をかけてマドリーとチェルシーが対戦。チェルシーは2シーズン前、マドリーをCLノックアウトラウンドで最後に破ったチームであり、昨季“逆転ラッシュ”でCL優勝を達成した彼らに敗れ去ったチームの一つだ。不調に陥っている今季、現在は暫定でアンチェロッティ監督の教え子、ランパード監督が指揮を執っている。

前試合ビジャレアル戦(2-3敗戦)でコパ・クラシコ(4-0勝利)から6選手を変更していたマドリーは、このチェルシー戦でその6選手を先発復帰させて、つまりは会心のパフォーマンスを披露したクラシコ同様のスタメンを揃えた。左サイドバックにカマヴィンガ、アンカーにクロース、両インサイドハーフにバルベルデとモドリッチ、前線3枚にロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス……。高い技術と圧倒的な経験を持つベテランたち、高い技術と圧倒的な爆発力を持つ若手たちを混ぜ合わせたチームは、ボールを保持して5-3-2のシステムを採用したチェルシーの陣地でゲームを進める。

3分には速攻からジョアン・フェリックスの最終ラインを突破を許して、GKクルトワの好守に助けられたマドリーだが、その後には高い技術を生かしたパス回し、ヴィニシウスを中心としたドリブル突破によってベルナベウを沸かせていく。そうして21分、先制点を獲得。カルバハルの浮き球からヴィニシウスがペナルティーエリアに侵入し、左足を上げてボールに合わせる。これはケパに弾かれたものの、こぼれ球に詰めたベンゼマが左足で枠内に押し込んだ。

ビハインドを負ったチェルシーはその直後、スターリングがクロスから決定機を迎えたものの、これはクルトワに跳ね返される。その後は再びマドリーのペースとなったが、ロドリゴ、バルベルデらは迎えたシュートチャンスを物にできず、前半は1-0のまま終了している。

後半は、立ち上がりこそチェルシーがボールを保持して攻撃の意思を示したが、すぐさまマドリーが主導権を握り返して2点目を狙う。マドリーはクロースのビルドアップにおける正確無比なパス、ボールだけでなく自分の位置も動かしながら精力的にファンタジーを見せるモドリッチ、最前線から下がってきてポストプレー&スペースメイクもこなす点取り屋ベンゼマが、チームに流動性と若手たちの活躍の場をもたらした。51分、モドリッチが放ったコントロールの効いたシュートはわずかに枠を外れている。

そして59分、マドリーは数的にも優位に立つ。バルベルデのロングボールからロドリゴをDFラインを突破しようとし、チルウェルがつかんでそれを制止。主審はチェルシーDFに一発レッドを提示している。

10人のチェルシーを攻め立てるマドリーは74分に2点目を獲得。ショートコーナーから、出場したばかりのアセンシオがペナルティーエリア手前で左足を振り抜き、グラウンダーのボールが枠の左隅に収まった。マドリーはその後モドリッチをセバージョス、クロースをチュアメニに代えて中盤を若返らせるともに攻守のバランスを整え、チェルシーを攻め続けながら試合終了のホイッスルまでを過ごしている。

なおチェルシーホームのセカンドレグは、18日に行われる。

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