レアル・マドリーは7日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループD最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのインテル戦に臨、2-0の勝利を飾った。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、公式戦9連勝と好調を貫くチームのパフォーマンスを誇っている。
マドリーは17分にMFトニ・クロースの左足ミドルで先制すると、64分にMFニコロ・バレッラがDFエデル・ミリトンへの暴力行為で退場となったことで数的にも優位に立ち、79分に途中出場のMFマルコ・アセンシオのさらなる左足ミドルで加点。そのまま2-0で試合を終えて、グループ首位通過を決めている。
公式戦9連勝と絶好調のマドリーだが、試合後のアンチェロッティ監督は次のように満足感を表した。
「私たちはうまくやっている。とても高いレベルにあるし、守備に取り組む姿勢はより良くなっている」
好調のマドリーではあるが、CL優勝を目指す上で懸念材料となっているのは、MFカセミロ、MFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロースを起用して、よりフィジカルが求められる試合に対応できるか否かだ。一時はサイクルの終焉もささやかれたトリオをずっと先発させ続けるアンチェロッティ監督は、マドリーが彼らのクオリティーを最大限生かすべきチームであることを強調する。
「私たちはラ・リーガに勝てるクオリティーがあり、またチャンピオンズで競えるクオリティーがある。チャンピオンズで勝てるクオリティーを持つチームは存在せず、競えるクオリティーを持てるだけ、ということだ」
「より激しくプレーするチームがいれば、クオリティーで勝負するチームが存在している。私たちは守備面では激しくプレーできないし、オープンスペースで守ることもできない。しかし極上のクオリティー、多くの経験、確固とした団結心は持っているんだ」
36歳MFルカ・モドリッチは出ずっぱりだが、コンディションは大丈夫なのだろうか。週末にはアトレティコ・マドリーとのダービーも控えている。
「もちろん、彼の年齢を考えれば休まなければならない。次の試合まで5日間あるね。彼は物静かな生活を送っているし、家でゆっくり休んでくれるだろう。彼ら中盤の3選手は何か特別なものを持っている。しかし彼らの後ろにはカマヴィンガ、バルベルデも控えており、出場するときには素晴らしいプレーを見せてくれている」
この試合では、左足ハムストリングに軽傷を負ったFWカリム・ベンゼマの代わりにFWルカ・ヨビッチがプレー。だが前節レアル・ソシエダ戦に続くゴールは決められなかった
「ヨビッチはとても良いプレーを見せた。攻撃のフェーズでチームを助け、ゲームをコントロールすべきフェーズでも同様だった。カリムが(ダービーまでに)回復するかどうかは数日間をかけて見ることになるが、私は大丈夫だと思っている」




